東京初日&明日の競馬を中心に(美浦)

 こんばんは、川上です。本日は取材終わりの東京競馬場よりパッチパチでございます。

 さて、今週は週中に都内も大雪に襲われました(西のヤマタケ先輩に続いて雪の前振りですがご勘弁を、笑)。もちろん東京競馬場もかなりの雪が降って、週中から今朝まで除雪作業等が懸命に行われておりました。今日も場内には至る所に雪が積もったままでしたが、作業をされた皆様のおかげで、コース内は競馬ができる環境になりました。競馬に携わる人間として、普通にレースが行えていたことに感謝をしなければ…とつくづく感じさせられながらの1日です。

 さて、たびたび当ブログでも書いている我が故郷の島根県では、降雪、大雪はごくごく当たり前の光景。普段は夕方の全国ニュースでなかなか取り上げてもらえない地味?な土地柄ですが、大雪の話題になると島根や鳥取が頻繁に登場します(笑い) そんな訳で寒さ耐性もあるほうだと自負していたんですが、今週は本当に寒かった。寒さが「痛い」という感覚は上京以来初めてだったかもしれません…。

 

 というわけで、せめて財布だけは温かくと思っていた東京開催初日を振り返りましょうか(う~ん、いつものことながら競馬は難しい…)。

 3Rのメイクデビュー(ダート1600M)は、ネットや紙面を見て頂くとしまして、4Rは芝2400Mの3歳未勝利戦。1番人気のギャラッド(牡、父ディープインパクト)(田村厩舎)がゴール前の叩き合いの末に鼻差で勝利しました。決勝戦手前の斜行があって「2着の馬には申し訳なかった」と田村調教師でしたが、馬自身のレースぶりは進境を感じさせるもの。ルメールJもトレーナーも「スタミナがあるし、距離延長が良かった」と振り返るように、1800→2400Mで長い脚を使えていました。現時点で次走は未定ですが、ひとつ勝ったことで可能性が広がりそうです。

 結果的に内外の馬に挟まれる形で窮屈になったブラックデビル(牡、父マンハッタンカフェ)(栗田徹厩舎)は2着で、連続騎乗の松田Jは「内容は良くなっている。まだまだ緩くて、成長の余地があるし、もっと良くなるはず」と伸びしろに期待。逃げ粘って3着のロードジパング(牡、父アドマイヤジャパン)(菊川厩舎)には、「最後は切れ負けした格好だったけど、心身ともに成長している」と三浦Jでした。

 続く5Rも3歳未勝利戦(芝1800M、牝馬限定)。ギャラッド同様、シャドウアイランド(牝、父ハーツクライ)(藤沢和厩舎)が3戦目で初勝利。「この子も(ギャラッドと同じで)長くいい脚を使ってくれた。馬場も距離も問題なかった」とルメールJでした。ルメールJは終わってみれば1日6勝の固め撃ち。今日は取材に降りるたびにルメール騎手がいた気がします…笑い

 あとは推奨馬に取り上げていたレッドラフェスタ(牝、父オルフェーヴル)(二ノ宮厩舎)は最後の最後で脚が鈍った感じで4着まで。野中Jは「前走みたいにブレーキをかけたりするところはなかったけど、最後に脚があがった。右回りのほうがいいのかもしれないです」と指摘。手前も替わらなかったようですが、道中の走りには進境を感じさせましたし、次戦以降の仕切り直しに期待です。

 それから10Rが3歳オープンのクロッカスS(芝1400M)。リョーノテソーロ(牡、父Justin Phillip)(武井厩舎)が芝替わり初戦で、通算3勝目をあげました。こちらはファルコンS(3月17日、中京・芝1400M)かニュージーランドT(4月7日、中山・芝1600M)が次走の選択肢です。

 2着のアンブロジオ(牡、父ローズキングダム)(菊沢厩舎)には、「リラックスして走っていたし、距離も良かったと思うけど…残念」とルメールJ。3着のムスコローソ(牡、父ヘニーヒューズ)(手塚厩舎)には「馬の雰囲気は良かったんだけど、二の脚が付かなかった。距離自体は1600Mくらいまで延びても大丈夫だと思う」と戸崎Jでした。

 明日は2Rがダート1400M、5Rに芝1800Mの新馬戦ですね。5Rのほうは、手塚調教師からかなりの期待が伝わってくるフィエールマン(牡、父ディープインパクト)が出走。人気を分け合うのは、関西から遠征するラブリーデイの全弟パンコミード(角居厩舎)、ルメールJ騎乗のサンライズシェル(牝、父キンシャサノキセキ)(国枝厩舎)あたりでしょうか。穴馬としてワタクシ的に勝手に注目しているのはアートシュアリー(牝、父ハービンジャー)(本間厩舎)。こちら以前より、「動きがいいとスタッフさんから聞いているし、楽しみがありそう」と野中Jも色気を持っていましたし、一発があるかもしれません。

 そして9Rは過去の勝ち馬にドゥラメンテもいるセントポーリア賞(芝1800M)。同舞台の前走で勝ち上がったダークナイトムーン(牡、父ディープインパクト)(尾関厩舎)あたりが中心になりますでしょうか。他にもこの舞台で勝った馬が複数いますし、楽しみな一戦です。

 そうそう、ダークナイトムーンといえば、週中に石野センパイからもらって載せ忘れていた尾関厩舎のPOG情報も最後に少しだけ。

 アランブレラ(牡、父オルフェーヴル)が25日に美浦に帰厩。母クルソラはアルゼンチンの3歳牝馬チャンピオンで、半兄にピオネロ、半姉にクルミナルがいる血統馬。「3月のデビューを目指します。気性が難しく、体が大きい馬でまだ脚元に弱いところもある。ゲート試験は受かっているので、あと1か月でしっかり仕上げていきたい」とトレーナーです。

 11月の福島で初陣を飾ったロサグラウカ(牝、父ルーラーシップ)は26日に美浦に帰厩。こちらは、「フリージア賞(2月17日、東京・芝2000M)、もしくは水仙賞(2月24日、中山・芝2200M)になりそう」とのことでした。

 ひとまず本日はここまでで。ではではまた!

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