牝馬を考えよう(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は金曜恒例、会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、つい先日のこと。地元の大分にて、いつも髪を切ってくれる競馬好きの美容師さんと、そのお客さんの3人で飲む機会がありました。普段は記者仲間以外の飲み会で競馬の話をすることはほとんどありませんが、競馬好きな方々なら話は別。最近の馬券状況や、紙面や当ブログじゃチョイと書きにくいディープな話など、気がつけば5時間を超えていたんですから、結構なモノです。焼酎のボトルも3人で2本ですから、飲んだ量も結構なモノです。深く反省…。

 前にも書いたと思いますが、このお客さん、実はワタクシの中学、高校時代の後輩だったりする。初対面だった前回の飲み会で発覚した、奇妙な縁です。で、最近は全く会えていない同級生の友人たちと同じ会社に勤めているというから、「よろしく言うといてな」と伝言まで頼む、厚かましい先輩だったりします。

 そうそう、こんなテレビ中継もなければ、WINSすらない競馬の開発途上県で、なぜ競馬好きになったんだという話になった時。彼は友人の影響だというんですが、そのワタクシの後輩にもなる友人は現在、競馬にも携わるマスコミの仕事をしているらしい。う~ん、驚いた。実はもう一人、以前にも全く面識のない同じ学校の卒業生が競馬関係の仕事をしていたという話を聞いたこともある。どうして生徒数も少なく、競馬に全く関係ない学校から、この業界に絡んでいる人間が多いのか。全くの謎です。

 ちなみに彼によると、卒業生の中でスポーツ新聞の記者は聞いたことがないとのこと。何か寂しい…。ということで、そろそろ本題へ。明日の競馬を中心に見ましょうか。

 京都6Rの新馬はなかなかの好メンバー。角居厩舎からは最近のPOGでは常に注目を集める血統のリンフォルツァンド(牝、父ディープインパクト、母リッスン)が登場します。全姉のタッチングスピーチはローズSを勝ちましたが、全体的に成長曲線が緩やかなんですよね。この馬も3歳2月のデビューになりました。「入厩した頃は緩さが残っていたが、追い切るごとに良くなってきた。幼いところが残っているが、調教をやるごとに変わってきた。折り合いは問題なく、長めの距離の方がいい。血統的におくてで、少しずつ力をつけてくれれば走ってきそう」と辻野助手は話しているようです。この取材をしてくれたジュリアナ橋本記者から角居勢の次走報もいただいたのですが、こちらは明日の更新分にて。

 先週からお伝えしている矢作厩舎のディープインラヴ(牡、父ディープインパクト、母ラヴアンドバブルズ)も初陣を迎えます。鞍上は全兄のダービー馬、ディープブリランテと同じ岩田J。先週の新馬は除外になったのですが、ここは計算通りといった感じで、安藤助手は「岩田さんは先週より動けるようになっていると言ってくれました」と好感触を口にします。まだ成長途上の段階であることも確かで、「岩田さんはもう一段ギアが欲しいと言っていたし、まだ、頭も高い。走り方に良化の余地はあります」という課題も。ただ、全体的には期待度の高さの方が色濃く伝わってくるかなという感じ。「(雄大でパワーのあった)ブリランテのイメージより、ディープの子供として捉えてもらった方がいいと思います。体もしなやかですから。距離もちょうどいいですね」とのこと。素質馬ぞろいの中で、どんな輝きを放つか注目です。

 矢作厩舎といえば、京都10Rの紅梅Sにも2頭を送り込みます。中でも注目はグリエルマ(牝、父ロードカナロア)でしょうかね。前走の紅梅Sは前残りの展開に泣いた形の3着。大外から脚を伸ばした内容には素質の片鱗を十分に感じましたけどね。この中間の調整も順調。「オープン特別だから勝たないといけませんもんね。距離(延長)は大丈夫だと思います」と安藤助手。ここは必勝を期した一戦です。

 友道調教師のノーブルカリナン(牝、父ディープインパクト)は未勝利勝ちからの参戦。中間に何度か触れましたが、この馬は成長度が非常に大きいようです。「確かに良くなっている。楽しみですね」と友道調教師は口にします。ただ、今の京都は馬場が荒れ気味。「その辺の対応ががどう出るか。距離ももっとあってもいいかもしれないけど、外回りだから対応してほしい」と見込んでしました。

 さて、3歳牝馬路線は今年に入ってから、シンザン記念勝ちのアーモンドアイ(牝、父ロードカナロア)が新星として、注目を集めています。この馬、桜花賞へ直行予定とのこと。本番での能力比較という点で、非常に悩ましい存在です。個人的にはかなり能力は買っております。現時点での話ですが…。

 阪神JFの上位組では5着だったモルトアレグロ(牝、父Speightstown)が出走しているぐらいですが、その紅梅Sを勝ちました。まだ、あのレースのレベル云々を語る材料は少ないんですが、来週のクイーンCは一つの指標になるかなとは思ってます。阪神JFではスムーズさを欠きながらも3着まできたマウレア(牝、父ディープインパクト)が出走予定でしょ。まず、ここにシンザン記念2着のツヅミモン(牝、父ストロングリターン)が参戦することで、アーモンドアイとの力量比較の参考にしたい。

 さらに、個人的に注目度の高い藤原英厩舎のフィニフティ(牝、父ディープインパクト、母ココシュニック)も参戦する。こちらは新馬勝ち直後。新興勢力が実績馬たちとどれほどの差があるのか、その点も測りたいんですよね。現時点では阪神JF1着のラッキーライラック(牝、父オルフェーヴル)リリーノーブル(牝、父ルーラーシップ)がチューリップ賞に参戦予定。藤沢和厩舎への転厩が発表されたロックディスタウン(牝、父オルフェーヴル)はフラワーCから始動とのこと。有力馬の始動戦が適度に分かれていることもあり、桜花賞の予想は頭を悩ませそうな気がしますが、現時点で牡馬戦線よりは実績馬の壁が高くないのかなという印象。いずれにせよ、来週のクイーンCは要チェックです。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

京都9R・9スティッフェリオ(菊花賞は馬場悪化に加え、距離が長かった。大外枠から4着に踏ん張ったセントライト記念は内容◎。この距離、自己条件なら譲れない)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

京都2R・6オースミバレル(初戦はいかにも大型馬のデビュー戦といった内容。外に出してからは伸びていた。距離延長、2戦目で圏内へ)

京都8R・10ヘヴントゥナイト(前走でもラストは結構伸びていた。地方で実績あるダートに戻って、叩き2戦目で一変)

東京11R・2メイショウオワラ(雪の影響が残りそうな力のいる芝が魅力。上積みを見込みたい)

 今日は3鞍、また明日です。ではでは

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