牡馬を考えよう(栗東)

 こんにちは、山本です。今日も梅田の会社からのパッチパチ。まずは2場で無事に競馬が開催されたことに感謝しつつ、今日もそろそろ行ってみましょうか♪

 さて、つい先日のこと。ある11階の建物の4階から1階にエレベーターで降りようとしたんですよ。2つあるエレベーターは1階と11階に止まっている。普通なら、距離を考えると1階の方が上がってくると思うじゃないですか。ところが1階の方は微動だにせず、11階の方が下がってくる。ここはアレッと思った程度だったんですが、その11階から降りる時に9階、6階、5階で何度も止まる。それなら1階の方が動けよ! というイライラを胸の中で抑えていたんですが、ようやく着いたエレベーターが何と満員で入れず。その扉が閉まった後、思わず結構な声で「何でやねん!」と思わずつぶやいてしまい…。

 最近はこんな風に生活のリズムの中で、微妙にかみ合わせの悪いことが非常に多い。先週も早く移動しようと思って乗り替えた電車が事故に巻き込まれて、缶詰になったりしたし…。どうも今年に入ってからなんですよ。で、月が変わればなんて思っていたけど、今朝も二車線の道路で制限速度より20キロも遅い速度で運転するご老人二人が運転する車の並走に前を阻まれ、約15分、ゆったり運転にお付き合い。全く流れが変わった感じはございません。本厄が終わったはずなのに、なぜかぼやきっぱなしの2018年です、今のところ。

 ということで、毎度おなじみの愚痴はこの辺にして、そろそろ本題へ。

 明日は京都のメインできさらぎ賞が行われます。このレースの連覇を狙う音無厩舎からはダノンマジェスティ(牡、父ディープインパクト)が参戦します。この馬、当ブログで何度も何度も書いてますが、まだすごく幼いというか、緩いそうなんですよね。その中で上がり3ハロン33秒0という脚を繰り出し、快勝したデビュー戦は優秀な内容でしょう。「トモがしっかりしてくれば、また違ってくると思うんですが、それであのあの走りができるんですからね。中間はリングバミにもかえてます」と生野助手。陣営は成長を促すため、あまりこの時期にレースの数を使いたくなさそう。ただ、皐月賞馬アルアインの弟でもあり、クラシック路線へ向かわなければいけない血統。となると、当然、使うレースは賞金加算が必須になってきます。勝って、ひと息入れるという形に持ち込みたいところですね。

 さて、昨日は牝馬戦線の現状について書きましたが、今日は牡馬戦線についても軽く。ここは正直、報知杯弥生賞が終わらないと、勢力分布図に大きな変化は見られないということでいいんじゃないでしょうか。朝日杯FSを制した2歳王者のダノンプレミアム(牡、父ディープインパクト)を中心に考えてみましょう。ワグネリアン(牡、父ディープインパクト)オブセッション(牡、父ディープインパクト)といった新興勢力がどう立ち向かうのか。さらに、同じ2歳G1のホープフルS上位組、ジャンダルム(牡、Kittens Joy)サンリヴァル(牡、父ルーラーシップ)との対戦で力関係を測る指標になるし、ここに京成杯を勝ったジェネラーレウーノ(牡、父スクリーンヒーロー)も参戦となると…。このレースは書き出すと止まらないぐらい、楽しみな要素が多いんです。

 そうそう、ホープフルSといえば、3着だった矢作厩舎のステイフーリッシュ(牡、父ステイゴールド)が来週の共同通信杯に出走します。安藤助手に取材すると、中間の調整も順調な様子。非常に厳しい流れとなったG1のホープフルSにも、2戦という浅いキャリアの中でしっかり対応できていたのは高い素質があるからこそでしょうし、今後の伸びしろも大きいはず。今回は同じくキャリアが浅い野中厩舎のグレイル(牡、父ハーツクライ)や藤沢和厩舎のゴーフォザサミット(牡、父ハーツクライ)が強力なライバルとなるはず。ここは弥生賞組への刺客となり得る存在を探したいレースですね。

 さて、ここからは昨日の続き。ジュリアナ橋本記者が持ってきてくれた、角居厩舎の次走報をお伝えしましょう。まずは先週の未勝利が完勝だったカンタービレ(牝、父ディープインパクト)は放牧を挟んで、フラワーCかミモザ賞あたりを視野に入れているようです。この馬、まだまだ奥がありそう。梅花賞は直線の不利もあり、3着だったサトノワルキューレ(牝、父ディープインパクト)はゆきやなぎ賞へ向かうようです。「かわいそうな競馬。それでも伸びてくるので偉いなと思いました」と辻野助手は振り返ります。

 デビュー前の情報としては、ビービーデフィ(牡、父オルフェーヴル、母レッドボナンザ)が来週の東京マイルか京都1800メートルでのデビューを予定しているとのことです。「500キロちょっとありますが、なかなかいい走りをします」と辻野助手は好感触。さらには、母に秋華賞馬を持つデサフィアンテ(牝、父キングカメハメハ、母アヴェンチュラ)がその翌週、東京の最終週となる芝1800メートルを視野に入れているとのことです。あと、昨秋から戦列を離れているヘンリーバローズ(牡、父ディープインパクト)に関しては、帰厩までもう少し時間がかかりそうとのことでした。

 ということで、ジュリアナさんのコーナーはここまで。最後に友道厩舎の3歳勢についても簡単に。報知杯FRでの復帰を視野に入れているアンコールプリュ(牝、父ディープインパクト)は1日、栗東に戻ってきたようです。梅花賞で2着だったエタリオウ(牡、父ステイゴールド)はゆきやなぎ賞へ向かうとのこと。梅花賞では他馬に迷惑をかける場面はありましたが、スタミナが豊富であることは分かりました。ホープフルS以降、休養しているジュンヴァルロ(牡、父New Aproach)は若葉Sでの復帰を目指しているようです。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。今日は結構、悩みました。

東京3R・リビングマイライフ(前走は芝で結構な相手と走って、2着だったのにダート投入。よほど適性を感じてのことだろう。砂をかぶりにくい大外枠も魅力で、ひと押しを期待する)

 続いては馬券王への道 延長戦。実は明日の紙面での推奨レース、厳選馬、すべて東京のレースしか書いてないことが判明。ここは京都のレースを中心に。

京都6R・10コンテンポラリー(前回は休み明けに加え、少し中途半端な競馬になったか。上積み加えた2戦目で)

京都8R・8タイマツリ(叩き良化型にしては、前走は上々の走り。上積みは大きいはず)

京都12R・2ヴァッフシュテルケ(今の京都の時計がかかる馬場は大歓迎。好位からロスのない立ち回りでどこまで)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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