両にらみ(栗東)

 こんにちは、山本です。今日も栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、昨夜は外での飲み会が終わった後、記者の宿泊施設に戻ると、飲み仲間のS社のKクンとD社のOクンが一杯、やっていました。実はKクンがウイスキーの白州の小瓶を買っていて、「(飲み会から)帰ってきたら、一杯やりましょう」と誘われていたんです。ところが、空気の読めないOクンがイッキに飲み干してしまったという。体の大きさに比例して、態度も大きくなってしまったのか…。まぁ、結局はいつも通りの焼酎水割りで盛りあがったのですが。

 その翌日。実は取材用の仕込みが未完成で、午前3時半には起床しました。で、朝から珍しく仕事をしていると、腹が減ってくるものでして、取材前に調教スタンド名物の蕎麦が妙に食べたくなってきた。いつもより早めにスタンドへ向かおうと思ったのですが、ここから思わぬアクシデント続き。まずはトレセンを取材するための記者証がいつも着ているジャンパーのポケットにない。さらに、取材用の自転車もいつも置いているところにない。記者証を探し、自転車を探し…。こういう時は悪循環で、焦れば焦るほど、全く出てきそうな雰囲気がない。

 で、結局は降りた場所から随分と遠い所で見つかった自転車に乗り、スタンドへ向かいましたが、いつもより10分以上は遅れての出発。気がつけば、空腹感は増すばかりですが、蕎麦を食べている時間はない。まぁ、仕込みを後回しにして、酒に興じたツケが回ってきたのか。マイナス3度の寒い空気がより一層、突き刺さるトレセン取材でした。

 ということで、そろそろ本題へ。今日も栗東のナマ情報を中心に書いていきましょう。

 まずは河内厩舎から。先週の新馬を勝ったカリブメーカー(牝、父エンパイアメーカー)は3月4日の平場500万(ダート1800メートル)かアルメリア賞のどちらかに参戦を予定しているとのこと。芝での走りも一度、見てみたいようですね。あと、未勝利―500万を連勝したアスクハードスパン(牡、父ハードスパン)は次走のヒヤシンスSにルメールJとのコンビで参戦します。

 そうそう、ヒヤシンスS、両にらみといえば、村山厩舎でデビュー前から米クラシック3冠に登録し、話題を集めていたコパノキッキング(セン、父Spring At Last)。そのデビュー戦は既走馬相手に8馬身差の圧勝でした。その注目の次戦なんですが、来週のヒヤシンスSと、同日の京都で行われる平場(ダート1400メートル)を両にらみとのこと。ヒヤシンスSは1勝馬では抽選になる可能性が高いレースですからね。

 続いては先週に続きまして、ジュリアナ橋本記者提供の「角居厩舎コーナー」です。前にも書いたと思いますが、池江厩舎と角居厩舎の取材時間は重なることが多く、なかなか同時に話を聞くことが難しいのです。きさらぎ賞で4着だったレッドレオン(牡、父ディープインパクト)はアザレア賞あたりを視野に入れているとのこと。「まだまだ完成途上のなか、頑張ってくれました」と辻野助手。長い距離での走りを見たいようですね。

 さて、続いては兄姉にエアメサイア、エアシェイデイを持つエアシンフォニー(牝、父ルーラーシップ)。こちらは中山1週目、牝馬限定の芝1800メートルを予定しているようです。この馬、7ハロン戦のデビュー戦で角居調教師や鞍上のCデムーロJが「距離が忙しい」と口をそろえていたんです。今回はその兄、MデムーロJが手綱を執ります。「新馬を勝ったあと、体つき、精神的にリフレッシュできています。これからギアを上げていきます」と辻野助手は話していたようです。さらに、母に名牝ウオッカを持つタニノフランケル(牡、父Frankel)も復帰戦が決定。中山での自己条件、水仙賞を戸崎Jで予定しているようです。

 あとは先週の情報の補足を。先日の未勝利を勝ったカンタービレ(牝、父ディープインパクト)の次走は正式にフラワーCへの参戦が決まったようです。鞍上は引き続きMデムーロJ。「前走がいい勝ち方。距離は融通が利きそうです。センスのいい馬なので中山の1800にも対応できると思います」と辻野助手は話していたようです。しかし、フラワーCはロックディスタウン(牝、父オルフェーヴル)ノーブルカリナン(牝、父ディープインパクト)、それにこの馬といいメンバーになってきたな。あと、ゆきやなぎ賞を予定しているサトノワルキューレ(牝、父ディープインパクト)も引き続き、MデムーロJを予定しています。

 最後に秋華賞馬を母に持つデサフィアンテ(牝、父キングカメハメハ、母アヴェンチュラ)ですが、来週の東京芝1800メートルから投票していき、除外の場合でも最低限は阪神の1週目の芝に使いたいとのこと。「距離はある程度、長い方がいいですね」と話しているようです。

 ということで、角居厩舎情報をたっぷりとお伝えして、本日はここまで。また、明日です。ではでは

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