再び近付く中山開催(美浦)

 こんにちは、川上です。今日は品川の会社より、パッチパチでございます。

 変則3日間開催で、明日は京都と小倉競馬のみ。東京競馬はあさってからですね。そのあさっては近年、クラシック戦線との強い連関性を示している共同通信杯が行われます。今年もここ数年の傾向通りそれほど多い頭数ではないですが、将来性豊かな12頭がスタンバイ。目が離せない一戦であります。

 そんななかで、堀厩舎のサトノソルタス(牡、父ディープインパクト)が出走に踏み切ってきました。もともと、僚馬のブレステイキング(牡、父ディープインパクト)も出走が検討されていましたが、最終的にはソルタスのほうが出走。当初はブレステイキングのほうが共同通信杯で、サトノソルタスのほうがフリージア賞…なんて話も出ていましたが、中間の動きっぷりは確かに良く映りました。今週から短期免許で来日のムーアJが鞍上を務めますし、同舞台だった新馬戦(1着)の1、2着馬はともに勝ち上がり。一戦一勝馬でも軽視は禁物でしょう。

 あと、ワタクシ的に注目しているのは、オウケンムーン(牡、父オウケンブルースリ)。坂のあるコースでどうかと思っていた前走(中山・芝2000メートル)が上々の勝ちっぷりでした。レース後に「父よりこの子のほうがお利口さん」と08年菊花賞馬の父オウケンブルースリを引き合いに出して素質を評価しておられた福井オーナーの言葉も印象的。広いコースはのぞむところでしょうし、重賞初挑戦でもチャンスはあると思っていますが、果たして…。

 あさってが待ち遠しいところですが、来週には今年最初のJRAG1フェブラリーS、それが終われば今年2回目の中山開催もすぐにやってきます。というわけで本日は中山開催を見据える古賀慎厩舎の3歳馬勢の情報を行きましょうか。

 まずは全5勝のアンナミルト、全3勝のモントリヒトと堅実なきょうだいが目立つグローリーシーカー(牡、父ヴィクトワールピサ、母アンナモンダ)から。母のアンナモンダは伊G1勝ち馬ですね。こちらは近日中の美浦トレセン帰厩を予定。「順調に調子は上がってきている。きょうだい(モントリヒト)は藤沢和厩舎にいたんだよね。まだ小ぶりなので、これから成長していってほしい」と古賀慎調教師です。こちらは、芝の新馬戦の狭き門も考慮して、現状で3月3日の中山・未勝利戦(芝1600M)での出走を見据えているようです。

 それからシールート(牡、父ハードスパン、母オーシャンウェイ)も近日中に入厩。「今週入ってくるよ。でかいハードスパン産駒で体を持て余している。中山のダート1800メートルを目標にしたい。馬体から、いかにもダートの1800メートルという感じ。ハードスパン産駒は新馬勝ってるよね。順調に調整しています」とトレーナーです。

 サトノユニゾン(牡、父シニスターミニスター、母ハニーパイ)は、母はが12年のエーデルワイス賞勝ち馬ですね。こちらは次開催中山の1、2週目のダート1200M(2月25日もしくは3月3日)を目標に調整中。「楽しみな一頭。お母さんがスピードがある馬だったし、血統的にも楽しみ。ずいぶん前に入厩した際、軌道に乗ったところで疲れが出たので、放牧で立て直した。中山の1200メートルに向いていると思うし、順調に調整されています」と古賀慎調教師でした。

 本日は少し短めですが、このあたりで失礼します。ではではまた!

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