新星出るか(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は土曜ですが、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、明日で東日本大震災が発生して、7年になります。幸いにも現地にいたワタクシの友人たちは震災直後に苦しく、厳しい生活を余儀なくされたとはいえ、大きなケガもなく、今も現地で生活しています。数年前には現地へ旅行に行ったことを当ブログでも書きましたが、仙台の駅前こそ地震の被災地という雰囲気はなく、大都市というたたずまいでしたけど、少し離れた場所にドライブへ出かけると、生々しい工事中のゾーンがいっぱい残っていました。

 何度も書いてますが、ワタクシが関西へやって来る直前に起きたのが95年の阪神大震災。あれから23年が過ぎたんですが、昔から住んでいる人はまだまだ昔の自分たちが知っている姿にはほど遠いと言います。確かににぎわい、進化していく街の中にも、常にどこかで工事が行われているんですよね。

 正直、どんな段階になっても恐らく復興というものに終わりはない、終わりって考えられないんだろうなと最近は強く思うようになりました。特に東日本大震災はまだ多くの行方不明者の方が多く残っている状態。一人でも多くの方が発見されるように、遠く関西から祈っています。

 ということで、こうやって競馬の話題を書けることに感謝の気持ちを感じつつ、そろそろ本題へ。今日は明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 まずは中山6Rの3歳500万に、友道厩舎のネプチュナイト(牡、父ルーラーシップ)が登場します。イッキに距離を延ばした前走で後方から一気のまくりを見せつつ、直線でも後続を寄せ付けない完勝。「体つきは完全にマイラーなんだけど、前走でも最後まで止まっていないから、距離はあった方がいいのかな」と友道調教師。当然、器用さを要求される中山ですから、道中の立ち回りがカギを握りますが、2連勝でダービー路線へ駒を進められるか。

 そう、友道厩舎といえば、3月25日の阪神芝2400メートルにピボットポイント(牡、父ディープインパクト)が復帰するのですが、「ジョッキーは決まったよ」とトレーナー。この日は高松宮記念、マーチSと各地で重賞が行われるため、阪神にはジョッキーの少ない日だったんですが、何と戸崎Jを確保したとのこと。春のPOGでは諦め気味ではありましたが、何とか昨年のアドミラブルのような追い込み、夢を見させてくれないかなと思っております。

 さて、昨日も書きましたが、明日は牝馬の日です。東西メインで桜花賞トライアルが行われ、優先出走権の5枠が埋まります。アネモネSに関しては、賞金で900万を超える馬が1頭もいないため、全頭が「勝負駆け」となります。関西からは高野厩舎のラテュロス(牝、父ディープインパクト)をピックアップ。前走はあすなろ賞で最後に失速したんですが、「距離が長かったかもしれないし、状態も本物ではなかったかも」と高野調教師は振り返ります。今回は実績ある距離に戻し、状態面で上積みが見込めるとのこと。ラストチャンスで、桜切符をつかめるか注目です。

 そして、西は報知杯FRです。こちらも「勝負駆け」の馬が非常に多い。高野厩舎はこちらにもリバティハイツ(牝、父キングカメハメハ)を送り込みます。「今週の追い切りは指示通り。乗りやすい馬ですし、追い切った後もケロッとしていました。心肺機能の高さを感じます。まだ、デビュー戦の頃は競馬を分かっていなかったけど、それでも結果を出してきましたから」と高野調教師は成長を感じ取っているようです。オーナーサイドの高い期待を背負いつつ、まずはトライアルの舞台にたどり着いたわけで、ここで本領発揮といきたいところ。

 続いてはオルフェーヴルの全妹、池江厩舎のデルニエオール(牝、父ステイゴールド)ですね。今回は中2週での転戦という点がカギになりそうですが、「正直、間隔は1か月ぐらい開けたいところですが、ここを逃したらレースがない。厳しいのは承知の上です」と池江調教師は口にします。当然、愛馬の様子を見極めた上で出走を決断したのですが、テンションも“維持”できているとのこと。兄に続くようにクラシックロードへ参戦できるかですね。

 取材の感触がよかったのは佐々木厩舎のコーディエライト(牝、父ダイワメジャー)でしょうか。この中間からコンビ鼻革を着けているんですが、この効果が非常に高いようです。「雰囲気はよかったですよ。背中もいいし、乗りやすかった。鼻革が利いているのか、左に張る面もなかった。今日の感じなら、単独の2番手でも大丈夫だと思う」とは調教に騎乗した和田J。積極的な立ち回りからの粘り込みを思い描きます。そうそう、安田隆厩舎のトロワゼトワル(牝、父ロードカナロア)は痛恨の除外となってしまいましたね。どうやら、来週の平場芝1200メートルに矛先を変えたとのこと。桜花賞は厳しいですが、NHKマイルCや葵S路線に切り替えていくんでしょうか。

 あとは、友道厩舎のアンコールプリュ(牝、父ディープインパクト)でしょうか。この馬は今週の紙面で何度もお伝えしてますので、デビュー前から何度も取材しているワタクシが個人的に思うことを簡単に。この馬、早くから素質を評価されてはいたんですけど、友道調教師から何度も聞いていたのが「突然、スイッチが入るような、気性の難しい面がある」ということ。その状態でもデビューから2連勝していたんですよね。ただ、中間は、トレーナーから「落ち着きが出てきた」と何度も聞くのです。この馬に関しては「伸びしろ」という点が気性面だと感じていましたから、理想的な成長を遂げているのかなと。これは前向きにとらえたいと思います。

 ということで、本日付けの紙面によると、シンザン記念を勝ったアーモンドアイ(牝、父ロードカナロア)はルメールJとのコンビで桜花賞へ向かうことが決まった模様。徐々に桜の輪郭が固まりつつあります。ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

中山6R・9ネプチュナイト(前走が圧巻の勝ちっぷり。中山コースが気になっていたが、大外枠なら不安は軽減。絶好の狙い頃とみた)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

阪神3R・5ヒロシゲセブン(実は引き続き芝で狙おうと思っていたが、ダートならそれなりに人気か。切れ味不足を補えそうで、前走のような先行策をとれれば)

阪神6R・3ミトノレインボー(前走は発馬のロス、直線で狭くなったりと悪条件が重なった。除外になった報知杯FRでも印を入れようと思っていたほどで2戦目なら)

中京12R・8チトニア(今日は友道厩舎で大もうけ(のはず)。こちらは乗り込みも十分で、「これはいいよ」と友道調教師も自信ありげ)

中山11R・2ノーブルアース(実は社杯より好メンバーかも。前走が久々、強敵相手ながらも3着。上積み大きい2戦目なら、この相手でも)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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