ファイナルアンサー(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。

 さて、今週の栗東ではトレセンG党の方々との飲み会にフェニックス宮崎クンと参加させてもらいました。世の中、便利になったもので、ある参加者の方のスマホを通じて、巨人とソフトバンクのオープン戦を見ながらの野球談議。先月も書いたと思うんですけど、やっぱり上原投手人気は熱いですよね。年齢が近いということもあり、ルーキーからバリバリ投げていた、あの姿が脳裏に焼き付いている。だからこそ、救世主的な存在になるんじゃないかと盛りあがるワケです。

 この日はゲレーロ選手が二発打ったということもあり、飲み会が進むにつれ、今年の巨人は違うんじゃないか的な空気が強くなります。ほぼ毎年、開幕前に行われているこの飲み会は、今シーズンの順位予想をしながら、ワイワイと盛りあがる流れになるんですが、最近はG党会というのに、巨人が優勝という派閥が縮小していたと思うんですよ。しかし、今年はほとんどの人が巨人は2位以内に入ると言っていたはず。巻き返しに期待大、といった雰囲気でした。恐らく、今度は年末の1年を振り返る会となるはず。反省会ではなく、祝勝会といきたいものです。

 ということで、そろそろ本題へ。明日は3歳戦盛りだくさんです。その中で、まず取り上げたいのが未勝利戦。阪神5Rです。矢作厩舎で「幻の4番でエース」と何度か書いてきたジンゴイスト(牡、父ハーツクライ、母ラヴズオンリーミー)がついにデビューまでたどり着きました。この馬については明日の紙面上のコラムでも書いていますので、そちらの方も読んでいただければと思いますが、取材の感触からいくと、トレーナーの期待値はかなり高そう。「これも何とかいければね」。この「行く」というのは、もちろんダービーを見据えての発言でしょう。ディープインラヴ、ステイフーリッシュと同じように、一発で祭典への切符を意識できるようなレース内容を期待しています。

 で、明日は3場すべてで3歳オープンがメイン。まずは中京のファルコンSから見ていきましょうか。ここは安田隆厩舎のダノンスマッシュ(牡、父ロードカナロア)が復帰戦を迎えますね。前走の朝日杯FSは発馬での遅れが響いての5着。「五分に出れば、2着争いには…」とトレーナーは振り返ります。中間はゲート練習も行い、「今は出すぎるぐらい。中団で折り合って、末脚を生かしたい」と青写真を思い描いています。

 安田隆厩舎といえば、阪神6Rにトロワゼトワル(牝、父ロードカナロア)も送り出しますよね。先週の報知杯FRを除外され、平場回りとなりましたが、「短い距離が合いそう。仕上がりは問題ありません」とのこと。こちらは葵Sあたりを本線に入れているのかなという感じですね。

 続いては若葉S。ホープフルS勝ちのタイムフライヤー(牡、父ハーツクライ)が登場しますが、大久保厩舎のダノンフォーチュン(牡、父ディープインパクト)も中間は抜群の動きを見せています。「先週と今週、2回乗りましたが、いい感じでしたね。フットワークが大きくて、きれいな感じ。前走は相手も強かったですから」と浜中Jも手応えをつかんでいる様子。血統的な距離適性がカギになりそうですが、走りからは距離もこなせそうな感触を持っているようです。ここでの二枚の切符も大事になる牡馬戦線のボーダーラインについては、明日の更新分にて触れる予定でございます。

 さて、最後に中山のフラワーCです。そうそう、矢作厩舎で当初は出走を予定していた矢作厩舎のオスカールビー(牝、父ハーツクライ)なんですが、自己条件のミモザ賞へ回ることになりました。追い切りの時に「悪くないんだけど、俺が思っているような上積みという点でもう一つなんだよ」と聞いていたんですが、結果的にはさらなる良化を促すため、日程を延ばしたとのこと。確実に2勝目を手にして、何とか樫の舞台につなげてほしいものです。

 ということで、フラワーCです。このレースで桜花賞の賞金ボーダーがほぼ固まります。昨日の更新分で現在の賞金順を書きましたが、賞金400万の1勝馬がここで2着に入っても、賞金は1100万となり、出走は微妙というか厳しいという情勢です。今回のメンバーで賞金面で桜花賞出走が確定しているのはロックディスタウン(牝、父オルフェーヴル)のみ。他の馬は賞金加算が必須のレースということになります。

 今年はなかなかのメンバーが集まったと思いますよ。ロックディスタウンの他にも、トーセンブレス(牝、父ディープインパクト)も復帰を待っていた1頭ですし、関西からも素質馬が多く参戦。チューリップ賞組を脅かすような、強烈な勝ちっぷりを見せてくれる馬がいないか注目です。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

中京3R・15メイショウテツワン(前走は後続に4馬身差。相手が悪かった。攻め馬では相変わらずパワフルな動き。前進あるのみ)

 続いては「馬券王への道 延長戦」をどうぞ。

阪神7R・9トップラン(以前の在籍時も十分に脚は見せていた。前走は展開に泣いたが、2戦目で見直したい)

阪神10R・15ラズールリッキー(太め残りでも踏ん張った2走前に高いダート適性を感じた。ここは前が有利な競馬)

中京2R・11アールスター(松若Jが「変わってきそうですよ」と手応え。長い直線の中京はプラス)

中京6R・2モートゥス(血統的、走り的にもダートで良さが出そう)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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