少し気は早いですが(美浦)

 こんばんは、川上です。本日は美浦トレセンからのパッチパチです。

 暖かい気候で花粉に泣いていたここ数週間から一転、今週はとにかく寒い美浦トレセン。今朝の調教時間には雨も降って、冬に戻ったかのような体感気温。花粉の名残もあって、終始鼻水をすすりながらの取材になりました…。

 とはいえ、いよいよ本格的に始まるG1戦線に向けて、馬場内は熱気十分。今日は今週の高松宮記念に出走する各馬に加えて、来週の大阪杯に向けた1週前追い切り組もチラホラ。来週末にはドバイ国際競走もありますし、それが終われば、桜花賞からいよいよクラシック戦線もスタートします。ついこの前、東西金杯に向けての取材をしていた気がするんですが…時間がたつのは本当に早い。

 というわけで、本日は取材の中で出てきた、春の戦いに向かう3歳馬の話をまとめましょうか。

 

 まずは2戦2勝馬として今週の毎日杯に出走するブラストワンピース(牡、父ハービンジャー)(大竹厩舎)から。既にクラブのホームページにも出ているようですが、今回の結果に関わらずこのあとは、「皐月賞ではなく、ダービーを目指していくつもりです」と大竹調教師。今朝は池添Jを背に最終追い切りでした。「長くいい脚を使える馬で、反応の良さ、瞬発力がある。体が大きくて緩い分、もっともっと良くなりそう」とジョッキーも大きな期待を寄せています。流れ、位置取りなど、ダービーを見据えて臨むここは、試金石の一戦です。

 一方、ここの毎日杯に登録があったファストアプローチ(牡、父ドーンアプローチ)(藤沢和厩舎)は本日改めて回避が決定。「ニュージーランドT(4月7日、中山・芝1600M)に行きます」とトレーナーです。近2走はマイルに標準を絞って6、4着。良績もある中山コースで、初タイトルに期待が集まりそうです。

 藤沢和厩舎では、先週のフラワーCで1番人気に支持されたロックディスタウン(牝、父オルフェーヴル)がよもやの13着。22、23日中にノーザンファーム天栄に放牧に出ます。レース後に話のあった喉の状態についても、ひとまず検査が施される方向。休養を挟んだのち、現状としてはNHKマイルC(5月6日、東京・芝1600M)が目標になりますね。ゴーフォザサミット(牡、父ハーツクライ)はスプリングSで7着。こちらは青葉賞(4月28日、東京・芝2400M)へ向かう予定です。

 NHKマイルCでいえば、ファルコンSでは8着だったテンクウ(牡、父ヨハネスブルグ)(奥村武厩舎)も、巻き返しを狙って参戦へ。そのファルコンSを初芝ながら勝った関西馬のミスターメロディ(牡、父スキャットダディ)もここは選択肢のひとつに入るでしょうし、桜花賞はパスするテトラドラクマ(牝、父ルーラーシップ)もここが目標。ここにファストアプローチやロックディスタウンなどが加わっていけば、かなりの豪華メンバーが実現しそうな感じ。少し気は早いんですが、やや堅そうな(!?)桜花賞や皐月賞に比べても、穴党にとってはたまらない一戦になるかもしれません…!!

 と、勝手に気持ちは高ぶるばかりですが、本日はひとまずこのあたりで。ではではまた!

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