500万な日(栗東)

 こんにちは、山本です。少しご無沙汰しておりましたが、今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。

 さて、つい先日のこと。栗東からの帰り道が一緒になったS社の後輩Sクンと軽く飲みに行こうかという流れになったのです。ある店に行こうと思っていたのですが、タイミングの悪いことにお休み。で、その駅近辺の色々な店をはしごで探索しないかという話になり、何件か回ることになったのです。簡単に書きますと餃子→海鮮→焼き鳥中心のお店。当然、先を見据えながらの注文、酒量ですから、3件ともに美味しく楽しめました。

 で、午後11時も回っていた最後の店。実は常に行列を作っている、気になるラーメン屋がありまして、そこに行くことになったのです。Sクンによると、食べログでも評価が高いという。その店はドカ盛り系のラーメンで、いわゆる「次郎系」。酒が入っていたこともあり、「ガツガツいったるわ!」というノリだったんですが、出されたラーメンを見て、唖然ぼう然。普通の店なら大盛り以上かと思える、想像を超える「並」が運ばれてきて…。

 それでも、ワタクシは一気に食べました(正確に言うと流し込んだ)が、可哀相なのはSクン。勢いに任せて、野菜も増量したため、途中から大食い選手権で苦しむフードファイターのような、悲壮感の漂う状態。閉店時間が刻一刻と迫る中、箸が進まないんです。結局、食べ切ったのですが、そこまで完璧な投手リレーを見せながら、ストッパーで大炎上といった感じの「はしご飯」。とにかく、次郎系は先発タイプのラーメンです。今度は空腹時にかき込みたいものです。

 ということで、食べ物の話を書くと、空腹感が募ってくるので、そろそろ本題へ。明日の競馬は500万のレースが熱そうです。まずは阪神6Rでは安田隆厩舎のミッキーワイルド(牡、父ロードカナロア)が登場します。前走のクロッカスS7着が物足りなかっただけに、「まだまだ成長途上という感じが強くて…」と安田隆調教師は控えめですが、個人的には期待値が高いからこそと思っています。自己条件を選択した以上、ここは結果を求められる一戦でしょう。あと、先週の平場で2着だったトロワゼトワル(牝、父ロードカナロア)はひと息入れて、4月末の新潟のゆきつばき賞あたりを視野に入れているとのことでした。

 阪神、中山ともに9Rは牝馬限定の一戦。もう、桜花賞っていう時期ではなく、ここは樫に視線を向けた叩き台という感じになります。ちなみに、牝馬の桜花賞ボーダー、坂口正厩舎のペイシャルアス(牝、ストロングリターン)はクラシック登録を行ってないようで、桜花賞へは向かわない模様。ということで、恐らく手元の計算では賞金1100万のスカーレットカラー(牝、父ヴィクトワールピサ)フィニフティ(牝、父ディープインパクト)トーセンブレス(牝、父ディープインパクト)が2頭の出走枠を争う抽選になるんじゃないかと思います。

 話は戻って、阪神9Rの君子蘭賞は高野厩舎のセンテリュオ(牝、父ディープインパクト)が無傷の2連勝を狙います。全兄にトーセンスターダム、叔父にトーセンジョーダンとトーセンホマレボシを持つ血統からも注目されていますが、高野調教師の期待も非常に大きいようです。「初戦はゴール前50メートルほどしか競馬してませんが、能力の高さで買ってくれました。馬体の造りなどを考えても、長い距離がよさそうです」。桜花賞戦線にはリバティハイツ(牝、父キングカメハメハ)がいる高野厩舎ですが、牝馬2冠目も虎視眈々と狙っています。

 中京10Rの大寒桜賞はダービーを見据える組の争いです。まずは全兄に皐月賞馬アルアインを持つ音無厩舎のダノンマジェスティ(牡、父ディープインパクト)。こちらは新たにコンビを組む内田騎手が栗東に2週連続で駆けつけ、調教をつけました。「内田さんに感触をつかんでもらいましたし、左回りの方がいいのはいいのかなと思います」と生野助手。ただ、まだまだ緩さの残る現状ですし、距離延長がいい方に働くかも、まだ未知数。個人的にはダービーへ向かえるような結果と内容を期待していますが…。

 続いては叔父にオルフェーヴルを持つ池江厩舎のマハヴィル(牡、父キングカメハメハ)は既走馬相手の初戦を快勝しました。「道中で頭を上げたり、勝負どころの反応も鈍かったですが、エンジンがかかってからの反応は期待通り。上積みもありそうです」と池江調教師は手応えを口にします。あのレースぶりなら広いコースの方がよさそうですし、2戦目に注目ですね。

 その池江厩舎は毎日杯にもシャルドネゴールド(牡、父ステイゴールド)を送り出します。この馬、デビュー戦から3頭の馬に先着を許しているんですが、ロックディスタウン、タイムフライヤー、ジェネラーレウーノとすべて重賞ホースなんですよね。「まだ体が未成熟」と池江調教師が言うように、追い切りはCWコースではなく、坂路中心に行っているんですが、「本来は外回りの方がいいような気がするし、重賞を勝てるだけのものはあるんじゃないかなと思う」と評価は高い1頭。昨年の勝ち馬で先輩のアルアインに続くような走りを見せられるか。

 で、大寒桜賞と同じように池江厩舎VS音無厩舎というか、インディチャンプ(牡、父ステイゴールド)が参戦します。「状態に関しては、申し分ないと思います。折り合い面についても不安はありません」と生野助手は出来に太鼓判。となると、今回問われるのは本質的な距離適性という一点のみ。クラシック路線へ向かうのか、マイル路線へ向かうのか。今後の路線を決める上でも重要な一戦となります。

 そして、最後に友道厩舎のユーキャンスマイル(牡、父キングカメハメハ)。前に紙面のコラム、または当ブログでも書いたことがあると思うんですが、友道厩舎―金子真人HDのラインによる現3歳世代は

ワグネリアン【3100】

アンコールプリュ【2100】

ユーキャンスマイル【2200】

 この3頭の合計が【7400】。11戦で連対率10割なんですよ。これに加えて、友道厩舎=武豊Jのラインを見ると、17年以降は【5412】とこれまた驚異的な数字。特に昨年の4月から今年の2月まで7連続連対が続いていたんです。ということで柄にもなく、こんなデータを書いていると、徐々に買いたい気持ちが強くなっちゃうんですよね。

 そうそう、報知杯FRで2着だったアンコールプリュ(牝、父ディープインパクト)は引き続き藤岡康Jで桜花賞に出走します。あと、ジュンヴァルロ(牡、父New Aproach)は皐月賞に登録しますが、除外の場合はマイル路線に切り替え、アーリントンCへ向かうようです。では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

中山9R・3ナラトゥリス(前走はイレ込みがひどかったが、初勝利と赤松賞は好内容。距離延長もプラスに働きそうで、軸としての期待)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

中京3R・2タツオウカランプ(発馬で全くダッシュがつかず、直線だけで差を詰めたデビュー戦から注目していたが、ようやく上昇気配。引き続きダートスタートなら)

中京7R・16タガノヤグラ(展開ひとつで差せる脚あり。一戦ごとに良化)

中京12R・1ニシノラディアント(内枠がどれだけ伸びるかだが、持っているエンジンは1クラス上。休み明けでも仕上がりいい)

中山11R・12ガンコ(前走が強いの一言。完全に本格化。力のいる芝も合う)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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