今年初の取って出し(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は金曜だけど、栗東にいます。桜花賞です。色々な仕事が重なって、何だか妙に忙しいです。とりあえず、本日もパッチパチといきましょう。

 さて、本日のニュースから。日本アニメ界の巨匠、高畑勲監督が亡くなったというニュースがありました。やはり、高畑監督といえば、「火垂るの墓」が強烈に印象に残ってまして、やはり兄妹が亡くなるシーンは切なく、辛い。子供の頃にアニメを見て、泣いてしまったといえば、この作品と「のび太の恐竜」ぐらいだったでしょうかね。

 実は子供の頃から今まで、リアルタイムではジブリアニメをあまり見てなかったんですよね。この「火垂るの墓」はテレビで結構、公開から近い時期に見たと思うんですが、ラピュタとかナウシカとかトトロ、魔女の宅急便などなど皆さんが盛りあがっている時は見なくて、随分と経ってからレンタルビデオで借りて、面白いなと思った次第。特にラピュタなんかは、映画館の大きな画像で見たら迫力があって、面白かっただろうなと家の小さなテレビで見たことを後悔しきりでしたよね。そういえば、もののけ姫なんて見たかな?

 ということで、こういうことを書きながら、見たことのない作品ではなく、またラピュタやナウシカなどをリピートで見たいなと思い始めてきたので、そろそろ本題へ。今日は2歳馬情報を中心に進めていきましょう。

 つい先日、矢作厩舎のPOG取材会が行われました。毎年と同じく、自宅に招待されまして、真面目な2歳馬取材の後は食事を振る舞っていただく、いつものパターン。調子に乗って、再び美味しい日本酒をグイグイいってしまいました。奥さんに作っていただいた料理を含め、本当に毎年、感謝しております。ありがとうございます。

 矢作厩舎のラインアップはとにかく多彩。それだけに、この取材は重要になってきます。まずはオーキッドテソーロ(牝、父ディープインパクト、母シスタリーラヴ)。こちらは昨年のセレクト1歳セールで1億円の値段がつきました。「馬がいいと思ったので買ってもらいました。動きは軽快です。桜花賞目標という感じでやっていきたい」と歯切れのいい口調。そして、さらに心強いのは「これは早いです」と早期の始動も視野に入れている点でしょう。楽しみな1頭です。

 続いてはホウオウライジン(牡、父キングカメハメハ、母ガールオンファイア)です。こちらはお母さんがラドラーダの妹、つまりはダービー馬のレイデオロが従兄弟になります。なるほど、セレクト当歳セールで1億8000万円というのも納得です。「仕上がりは割と早い。北海道というか、中京もあり得る」と非常にいい形で育成が進んでいるようです。「幾らか硬いけど、ディープじゃなくて、キンカメだから、これでいいかな。走ってきそうなのは走ってきそうです」とこちらも好感触。ただ、ダービーというよりは中距離色が強そうなのかな、という感じは受けました。

 次も大物系といきますか。ラヴズオンリーミーの16(牝、父ディープインパクト)はご存じ、リアルスティールの全妹。セレクト当歳セールでDMMドリームクラブが1億6000万円で購入しました。「セリの頃に比べて、変わってきた。良くなってきたね。血統なのかな。体形的にはリアルスティールの小型版ということでいいと思う」と説明します。現在、452キロだそうです。こちらは育成の進み次第ですが、夏からの始動も視野に入っている1頭とか。この兄弟にしては、異例の早さで初陣を迎えるかもしれません。

 速攻系ということでは、ホウオウエックス(牡、父ダイワメジャー、母スネガエクスプレス)でしょうか。お兄さんは矢作厩舎にいたサトノグランです。「今年のノーザンファーム組は早い馬が多いけど、その中でも一番早い」とのこと。北海道か中京での始動となりそうです。「ダイワメジャーの子供という感じでスピードタイプ。マイラーかな」と早い時期から稼げる有力候補じゃないでしょうか。

 そうそう、今栗東にいるマウレアの弟になるバイザキャットの16(牡、父ブラックタイド)も入ってくるんですよ。牝馬で活躍馬の多い一族なんですが、「血統的には筋が通っている。ただ、仕上がりはゆっくりかも」とのこと。長い目で見守りたい感じですね。

 ゆかりの血統馬といえば、モズレジーナ(牝、父ロードカナロア、母グランプリエンゼル)でしょう。お母さんは函館スプリントSを勝つなど、矢作厩舎で短距離中心に活躍しました。「これはカナロアに似ていて、いいと思います。もう一つ、変わってくれてもいいけどね。マイルまでかな。まあまあ仕上がりは早いよ」とのこと。手応えを持っている感じでしたよ。

 PART1の最後は、矢作厩舎といえば外国産馬。その中で最も大物系なのがMuravkaの16(牡、父No Nay Never)でししょうか。タタソールズのオクトーバーセールで85万ギニーの高値がつきました。557キロと大型で、まだ緩いとのことですが、「気に入っている馬です」ときっぱり。お父さんはScat Daddyの血を引いていて、「この種馬は日本に合っているんじゃないか」という見立てです。イメージはマイル路線。秋以降になりそうですが、POGとして一ばくち、なんて気にもなったりします。

 ということで、他の馬はPART2にて。では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

福島6R・4フュージョンロック(ここ2戦は惜敗続きも、引き続き小回りコース。強敵不在のここは押し切るのみ)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

阪神4R・5アルジャーノン(距離短縮だが、「前走ぐらいゲートを出れば、この距離の方が合いそう」と佐藤助手)

阪神8R・4スズカマイゲスト(2走目の前走でしっかり変わった。「今は本当に具合がいい」と竹之下助手)

福島12R・13ミッキーロイヤル(「平坦のこのぐらいの距離がベスト」と矢作調教師。馬場の回復具合がカギ)

中山9R・7ヤマニンエルフィン(小回り千八はベストの舞台。立ち回りのうまさを生かす)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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