速くて、白い(美浦)

 こんにちは、川上です。今日は、かなり久しぶりの気がする美浦トレセンからのパッチパチです。

 というのも当方、先週は1週間まるまる北海道へ行っておりました。花粉が飛び交う関東を離れて、北海道の各牧場などをレンタカー中心に巡る旅。そのメインが2日間に渡って行われたノーザンファーム空港牧場での2歳馬取材&撮影会だったんですが、5日は雪のため撮影会のほうが中止に…。それでも、牧場スタッフさんのご厚意で、ペン記者陣への取材対応はして頂いて帰ってくることができました。

 飲み仲間のイケメン若手ジョッキーに門別競馬場を案内してもらったり、家族経営の牧場の温かさに触れたり、とても充実した1週間でありました。

 この2歳馬取材で仕入れてきたネタに関しては、今週末をメドにコンビニプリントで発売予定の「馬トクPOG」にて、ノーザンファーム空港編、ノーザンファーム早来編、リリーバレー編、社台ファーム編といった感じで随時共有していく予定であります。ブログ読者の皆様もぜひ、POG指名馬選出の参考にして頂ければ!と思います。

 というわけで、本日は美浦トレセンに既に入ってきている2歳馬を中心に紹介していきましょうか。

 久保田厩舎にはヴィアロマーナ(牡、父ロードカナロア、母ローマンエンプレス)が入厩済み。4日からゲート練習を始めて、早期の合格を目指しています。先生からは、「すぐそうやって次のダービー馬を探しに来るんだから!(笑い)」と冗談も浴びましたが、適性的には「体は480キロくらい。まだこの段階だから分からないけど、現状ではマイルくらいが良さそうな感じかな?」とのこと。調整の進度次第で6月東京でのデビューが視野に入ります。

 国枝厩舎では“シラユキヒメ一族”の白毛馬としても注目を集めそうなハヤヤッコ(牡、父キングカメハメハ、母マシュマロ)が先週6日にゲート試験に合格。その後は既に放牧に出ておりまして、「白いけど、“ヒヤヤッコ”じゃなくて“ハヤヤッコ”だな。使い出しも割りと早そう。(NF)天栄のほうで調整をしてもらって、6月の東京かローカルで使っていけたら」と国枝調教師でした。

 ベルクワイア(牝、父ロードカナロア、母スカーレットベル)もハヤヤッコと同じ6日にゲートを合格して、既にノーザンファーム天栄に再放牧。こちら、トレセン内で“アーモンドアイの再来か?”なんて声も聞こえているだけに、POG的には要チェックでしょうか。

 あとDMMドリームクラブの野本代表も期待を寄せていた一頭、タミーンの16(牡、父ディープインパクト、母タミーン)も厩舎の注目株。「馬体のバランスがとてもいい。今は少し疲れも出たみたいだし、夏あたりの始動を目指していけたら」とトレーナーです。

 

 続いて、堀厩舎ではミディオーサ(牝、父ディープインパクト、母ミスエーニョ)が6日に入厩して、ゲート練習中。取材対応してくれた森助手によれば「現状で480キロくらい。雰囲気がある馬ですね。姉が気性的に難しいところがあったようですし、そのあたりがどうか。環境の変化に慣らしてあげつつゲート試験合格を目指していきたい」とのことでした。

 最後に3歳馬の話も少々。8日の未勝利戦で初Vをあげたのが、小島茂厩舎のマルーンエンブレム(牝、父オルフェーヴル、母ブラックエンブレム)。藤田菜Jを背に、恵量も生かして力強く差し切りました。「レース後は骨りゅうも出たし、13日中に放牧に出す予定。まずはひとつ勝ってくれたのが良かったし、次は夏くらいに使えたら」とトレーナーでした。それから、先日のブログで取り上げたザスリーサーティー(牡、父ステイゴールド、母ツーデイズノーチス)は、石橋Jとのコンビで2回東京開催1週目の芝1600M(22日)で初陣へ。本日の1週前追い切りを見届けた斎藤誠調教師は「500万の馬を相手に動けていたし、これなら!という感じ。だいぶ良くなってきましたね。お姉さん(ワンスインナムーン)も知っている石橋騎手に託したい」と納得の表情でした。

 ひとまず本日はこのあたりで。ではではまた!

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