早めに動く(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、先週から福島競馬が開幕。画面越しにレースを見ていると、右下にロゴのような「100」という数字が映っております。そうそう、今年は福島競馬場が開設100周年というメモリアルイヤー。そういえば、先日、関西広報を離れたJRAのNKさんは福島へ赴任となったはずです。仕事がお忙しかろうとは思いますが、恐らく1か月強で現地にすっかりなじんで、可愛い子なんかを見つけつつ、さぞ独身貴族ライフを満喫していることでしょう。

 と、なぜNKさんを思い出したかというと、学生時代の同級生につい先日、結婚すると突然の報告をされたから。話を聞くと、9年も彼女がいなかったというのに、付き合ってから、わずか4か月で入籍したという。いやはや、驚きです。ただね、この年になると結婚なんて勢いっちゅうか、即座の決断というのが必要なんでしょうね。NKさんのように独身貴族を満喫中の方には無縁の思考回路でしょうが、実はワタクシもこの年になって、付き合って数か月で結婚なんてことは恐らくできない。NKさんじゃないけど、引っ越しとか職場が変わったりとかがないと、この考え方は変わらないかもしれませんね。

 とはいえ、競馬担当はずっとやっていきたいので、そろそろ真面目に本題へ移りましょう。まずは3歳馬、明日の競馬から。阪神のメインではアーリントンCが行われます。このレース、阪神の開幕週から最終週へ移動したわけで、NHKマイルCのトライアル的な要素が強くなったわけですが、少頭数ながら、なかなかの好メンバーです。

 ここでは2頭を取り上げます。安田隆厩舎のダノンスマッシュ(牡、父ロードカナロア)は1番人気に推された前走のファルコンSが7着。「敗因が何とも…」と首をかしげる安田隆調教師ですが、「能力はこんなモノじゃないと思います」と期待値は下がっていません。「もっと楽に前へ行ければ。距離は問題ありません」と力強い口調。大目標のNHKマイルCへ弾みをつけたいところでしょう。そうそう、同じ安田隆厩舎で同じカナロア産駒のミッキーワイルド(牡、父ロードカナロア)は牧場での疲労の回復が遅く、来週か再来週あたりにトレーナーが牧場で見てから、帰厩時期を決めるとのことです。

 あとは音無厩舎のインディチャンプ(牡、父ステイゴールド)ですね。今回は毎日杯から中2週になるんですが、最終追い切りは調教駆けするサンライズノヴァ相手に、しっかりと負荷をかけるメニュー。現在、賞金が900万ですから、NHKマイルCへ勝負駆けの気配が伝わります。「しっかりとやりました。マイルなら掛かることがないでしょうし、能力と完成度の高い馬。何とか出したいですね」と生野助手。前走の毎日杯でもラストはきていましたし、マイルに戻る今回は当然、楽しみです。

 ということで、ここからは2歳馬情報。以前にブラストワンピースの半妹にあたるヴィクトリアピース(牝、父ヴィクトワールピサ、母ツルマルワンピース)の話だけを書いた橋口厩舎を取り上げます。今年は全体のラインアップを見た橋口調教師から「全体的に早く使えそうな馬が多そう」とPOG的にはうれしい言葉。確かに育成が順調に進んでそうな馬が多いんです。

 まずはベストタッチダウン(牡、父タートルボウル、母タッチザピーク)。父の厩舎から引き継いだピークトラムの半弟になりますね。兄も2歳重賞で3着が2度あったはず。早い時期から走れていました。「結構、仕上がりが早そうです。スピードがありそう。兄より気性が激しいので、いい方に出てくれれば」と橋口調教師は期待します。あと、ダノックスさんのシティトゥシティの16(牡、父Medaglia dOro)も早めの活躍が見込めそう。「すごく前向きで、牧場ですでに13―13を乗っているんです。デビューは早そう。ダートでもいけそうですが、柔らかいという話なので、最初は芝から行きたいですね」と口にします。

 すでに栗東近くの吉沢ステーブルWESTまで着いているのがアドバンスクラーレの16(牝、父キンシャサノキセキ)です。こちらは近親に秋華賞馬ブラックエンブレムなどがいますね。「いかにもキンシャサという感じでスピードがありそう。いい動きをしています」と期待します。同じく「夏に使うかも」という見立てなのがレガーブロッサム(牝、父オルフェーヴル、母サクラサク2)です。こちらはヴィクトリアMを勝ったエイジアンウインズ、今年のエルフィンSを勝ったレッドサクヤの妹です。「体のバランスがよさそうで、血統的な期待も大きい。夏に使うかもしれません」と話していました。

 あとは感触がよさそうな2頭をご紹介。アンラッシュ(牝、父ノヴェリスト、母キュンティア)は父の弘次郎氏の流れをひく血統馬です。「体が大きくないけど、幅がある。スピードもパワーもありそうです。夏あたりか阪神で使うことになりそうです」と笑顔を浮かべます。この血統から活躍馬が出てくるなら、個人的にはうれしいものです。最後に「メチャクチャ良くなっているんです」と声を弾ませるのがエアジャメヴーの16(牝、父ロードカナロア)でしょうか。「自分で選んで、買ってもらった馬ですが、体のバランスがすごくいいんです」と口にします。こちらも早ければ夏、という始動予定のようです。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

阪神8R・15サンキュー(絶望的な位置取りだった前走の猛追が目を引いた。久々でも仕上がり良好。ここは先行馬も多い)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

阪神4R・4サトノガーネット(先週の段階だが、矢作調教師から「走るかもしれんぞ」と聞いていた馬。水準以上の動きを見せている)

阪神10R・6ビックリシタナモー(仕上がり途上の前走が悪くない内容。力をつけている。流れ次第で浮上も十分)

福島11R・1カズマベッピーノ(このコースは内枠有利が鉄則。前走のような立ち回りで昇級突破)

 今日は少なめで3頭。また、明日です。ではでは

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