偉大な血(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は土曜日ですが、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。

 さて、記者仲間であるS社のTクン(当ブログでおなじみ、Kクンの後輩です)は普段から親しくしているんですが、あまり当ブログに登場することはありません。まっ、酒は甘い系の一杯で十分足りる人間であることを始め、基本的にメチャクチャなことをしない。最近(とはいえ、1年以上は前か…)、結婚したことも大きいでしょう。まっ、この決断はワタクシが驚くほどの早さだったけど…。

 そんなTクン、競馬以外の趣味をあまり思いつきませんが、やたら連続ドラマはチェックしている。今は長澤まさみさんが出ている月9が面白いとか言うてたはずで、栗東で飲んでいる時でも「9時からドラマがあるので…」なんて言いつつ、平気で引き揚げたりすることがよくあります。

 ワタクシはといえば、恐らく10年近く、ハマッた連続ドラマってない。昔はよく見ていたんですよね。東京ラブストーリー、振り返れば奴がいる、未成年、ひとつ屋根の下、Beautiful Life…。思いつくまま、順不同で書きましたが、これなんてほんの一部。で、こうやって思い出してみると、ドラマの内容より主題歌の方を口ずさんでしまうから不思議なモノです。けど、今はドラマの主題歌として、知れ渡った歌というのがホントに少ない。最近では、1年前ぐらいに流行った星野源さんのあの歌ぐらいでしょ。まっ、こんなことを長々と書いたのも、昨夜、競馬と全く関係ない後輩との会話でドラマの話題になり、全くついていけなかっただけなんですが…。

 ということで、星野源さんの曲名も、新垣結衣さんが出ていたドラマのタイトルも出てきそうにないので、そろそろ本題へ。今日は昨日の続き、友道厩舎のお話ですね。

 早速ですが、昨日の更新分で少しだけ触れた今年の目玉の一頭、それがブラヴァス(牡、父キングカメハメハ、母ヴィルシーナ)です。お母さんは友道厩舎でG12勝。史上初となったヴィクトリアマイルの連覇も印象的ですが、すべてジェンティルドンナの2着だった牝馬3冠ロードも非常に印象深い。その子供が出てくるんですよね。一般的に初子というと、小さく出るようなイメージを持ちがちですが、この馬は470キロあるといいます。

 何より友道調教師の歯切れが非常にいいんです。「お母さんとは似ていない」と前置きしながらも、「本当にいい。立ち姿がいい。生まれた時からすごくいいなと思っていた馬が大きなケガもなく、順調にきたという感じかな」と口にします。実はこの取材会の前日、佐々木主浩オーナーと見にいったというんですが、「何時間見てても飽きないね」なんていう話になったとか。あと、何度も口にしていたのが「顔のかわいさ」。結構、ヤンチャな面があるようですが、「顔を見ると怒れない」とのことです(笑)。こちらはGW明けに入厩予定で、中京2000メートルあたりでのデビューを目指したいとのこと。トレセンで見る日を楽しみです。

 ゆかりの血統馬を続けていきましょうか。血統上では、そのヴィルシーナの叔父ということになるのがジーガスリッド(牡、父ヴィクトワールピサ、母ハルーワソング)ですね。兄にマーティンボロ、フレールジャックなどがいます。元々、晩成というか、成長曲線が緩やかな血なんですが、「骨膜が出たりして、少し時間はかかりそうです」とのこと。種馬を出す一族のようで、体つきはガッチリしているようです。この一族を知り尽くす厩舎力に期待ですね。

 アドマイヤジョイ(牝、父ルーラーシップ、母アドマイヤマリン)はアドマイヤダイオウやアドマイヤスターの半妹。順調にはきているようですが、ゆっくりと進めていくようです。あと、懐かしいところではアドマイヤジャガーやアドマイヤパーシアの下になるグランデストラーダ(牝、父ハーツクライ、母レジェンドトレイル)。こちらは来月あたりの入厩も視野に入っているようで、「牝馬にしては、馬格もあるし、体はすごくいい。雄大な馬だね」と好感触でした。

 最後はオーサムウインド(牝、父ディープインパクト、母オーサムフェザー)。全兄でセレクトセールから注目を集めていたスーパーフェザーは来週の青葉賞に出走予定ですが、今度は牝馬で、馬主はサンデーレーシングです。空は410キロぐらいと小柄なんですが、「2回りぐらい(スーパーフェザーより)小さいけど、シルエットは似てる。走りはいいと思う」とのことで、まだ成長を促す段階のようですが、順調なら夏の北海道ゲート試験→飽きデビューの青写真のようです。

 そうそう、補足ですが、昨日の更新分で書いたアドマイヤマーズとアドマイヤユラナス、現在登録している馬名からこの馬名に変更する予定ですので、ご注意くださいませ。

 さて、3歳馬。京都4Rで昨年の今頃、ドラ1に指名する気持ちを固めたピボットポイント(牡、父ディープインパクト)が出走します。思えば前走時。レース後に顔を合わせた友道調教師から「(POGで)取ってるからだよ」とキツい一言。長いお付き合いの中でも、この言葉はあまり記憶にありません。「前走の敗因が何とも言えないが、状態は変わりなくきているので」と今度こその構え。何とか期間中に一度は笑いたいんだけどなぁ。

 東京のメインはオークストライアルのフローラS。桜花賞の上位2頭を逆転するというパターンを考えた時、やっぱり別路線組という感じになっちゃうんですよね。その中で2400メートルという距離を味方にできそうなのかサトノワルキューレ(牝、父ディープインパクト)。手綱を執るMデムーロJも「大好きな馬。スタミナがあります」と高く評価していますが、「みんな、スタートが速いから」と2000メートルの距離を心配している様子。ここで優先出走権を取り、本番で最大の惑星となることを期待していますが…。

 ということで、ネット限定「厳選馬」でございます。

福島2R・10レッドプリマ(今日は友道厩舎の話題ばかり。かなりブランクはあるが、「成長を促すための放牧だったけど、かなり良くなっている」と友道調教師の期待は大きい。まだ頼りない状態だった、その前走でも3着。前進必至)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

京都7R・3ジョースターライト(前走は出来抜群だったが、芝スタートでダッシュが利かず。前、前の立ち回りで巻き返す)

京都11R・1ヤングマンパワー(間隔を空けた時の方がレース内容がいい。しかも、今回は栗東滞在で輸送での不安は軽減)

福島6R・7ショウナンザブーン(既走馬相手だが、須貝調教師の期待は大きい)

福島11R・4ディアエナ(ここ最近は仕掛けの遅れる競馬が続く。平坦小回りはベストの舞台設定。変わる)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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