後継ぎ候補たち(栗東)

 こんにちは、山本です。今日はお久しぶりです、京都競馬場に来ております。世間では色々なことが起こっているようですが、今日も元気にパッチパチといきましょうか。

 さて、最近のパソコンは賢すぎて困ったものです。つい先日、謎に胸が痛い日々が続いたと書いたと思いますが、その時に某検索サイトで「肋間神経痛」と書き込んで、調べモノをしたんですよ。すると、その次から肋間神経痛に効く漢方薬、カウンセリングのご案内の宣伝が次から次へと入ってくるのです。これが、しつこいぐらいに…。一度、その単語を入れたという記憶を認識されているんでしょうが、あまりにしつこい宣伝は漢方薬を使う気も、診断に行く気持ちも奪ってしまい、ワタクシを不健康の方に誘っている気がする。

 そうそう、1年ほど前だったか。関西ではカワハギ系の魚を「ハゲ」と呼ぶんですが、この「ハゲ」を某検索サイトで検索したところ、その次から続々と育毛剤のCMが入ってきて、まぁ大変。昨年の高評価育毛剤ランキングベスト10なんて、よく出てくるんですけど、薄毛で全く困ってないし、忙しい時に限って育毛剤CMが挟まってくるから、イライラする気持ちが徐々に強くなってしまいまして…。たった一回、「ハゲ」と入れただけで、しかも魚だというのに、2か月以上は育毛剤のCMに悩まされたのです。まぁ、ここ数年で一気に薄毛が進行したとすれば、あの時に覚えた育毛剤を使うかもしれないけど…。

 ということで、あまり笑えない話になりそうなので、そろそろ本題へ。今日は2歳情報を中心に見ていきましょう。まずは水曜日に続き、栗東に在厩している2歳馬情報から。少しお久しぶりの登場になりますか、ジュリアナ橋本記者からの情報提供です。

 角居厩舎には厩舎ゆかりの血統馬、サートゥルナーリア(牡、父ロードカナロア、母シーザリオ)が入ってきています。日米オークス馬の母はもちろん、兄のエピファネイアやリオンディーズもG1馬という超良血馬。恐らく、この一族でこんなに早く栗東に入ってきたのは初めてでしょうね。現在はゲート練習中。「この時期の2歳としては割と体力がありますね。

まだ幼児体型ですが、いいトモのボリュームをしています。480~490キロくらいありそうです」と辻野助手。偉大な兄2頭とはタイプが違うようですが、「両方の特徴がありますね」とのこと。ゲート試験後のプランは未定ですが、今後に注目の一頭でしょう。そうそう、カナロア産駒でいえば、斉藤崇厩舎に入っていた良血馬レーヴドカナロア(牝、父ロードカナロア、母レーヴドスカー)も今週のゲート試験に合格して、一度放牧に出るようです。

 さて、今日の2歳馬情報は清水久厩舎を取り上げたいと思います。昨年末にキタサンブラックが引退。「ポスト・ブラック」なんて簡単に出てこないと思いますが、今年もラインアップは非常に多彩ですよね。まずはビップサタン(牡、父マンハッタンカフェ、母セットプレイ)からいきましょうか。お母さんは米G1の勝ち馬なんですよね。「マンハッタンの子なんですが、そんなに大型ではなく、スピードがありそう。手のかからないタイプですね」とのことで、育成も順調に進んでいるようです。その口調から期待しているなと伝わってくる感じの馬でした。

 続いては清水久調教師にとってのゆかりの馬、レイナローサ(牝、父ヴィクトワールピサ、母ファレノプシス)ですね。助手時代に手がけた母は16年の7月に亡くなっており、これが最後の子供ということになります。「小柄な馬なので、ゆっくりだと思います」と現状では焦らず、成長を促す方針のようです。血統的にはエターナルディーバ(牝、父キングカメハメハ、母ミラクルレジェンド)も気になるところ。お母さんは交流重賞で活躍していました。「何事もなく、順調にきています。千二、千四というタイプではないですね」とのことで、やはりダート路線を視野に入れているようです。こちらも秋になるのかな。

 続いては重賞ホースを母に持つイノセント(牡、父アドマイヤムーン、母ビーナスライン)ですね。馬主は石川達絵さん。こちらは早い組に入っているようで、昨年はカシアスで函館2歳Sを取った北海道デビューも視野に入っています。「短めのところになるでしょう。体つきは子供っぽさがあるけど、順調にきています」と手応えを感じている様子。あとはキタサンブラックと同じ父を持つアックアアルタ(牡、父ブラックタイド、母アガルタ)も期待の一頭。祖母にブロードアピール、従兄弟にワグネリアン、半兄のダブルフラットは今日の青葉賞を走っていますね。「ブラックの今ぐらいの時期に、似ている感じですね。背が高くて、薄めのタイプです」と期待しています。同じお父さんではテーオースナイパー(牡、父ブラックタイド、母ラブエーヤン)イースタリーブリーズ)(牡、父ブラックタイド)も入ってくる予定です。

 あとは持ち込み馬や外国産馬。エノラの16(牡、父Lord of England)は北島三郎オーナーの所有馬です。お父さん、お母さんともにドイツのG1馬。「夏ぐらいにいけるかもしれません。5月ぐらいに(本州へ輸送する便に)積もうかという話もありますし、馬格もしっかりしています」とのことで、早期始動も視野に入っています。あとはキーファーズさんのOvervaluedの16(牡、父Creative Cause)でしょうかね。「馬格があって、いかにもパワーがあるような感じ。ただ、個人的には芝から使ってみたいと思っているんです」と口にしていましたね。ということで、その他の馬は近日中に更新すると思うPART2に続きます。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

新潟5R・14ロードザナドゥ(前走は距離が長かったか。この距離では2戦とも好内容。直線が長いコースに替わる点も魅力)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

京都3R・3エイシンレーザー(既走馬相手の初戦は追い出しを待つシーン。上積みを加えた2戦目で)

京都4R・7クレイジーバローズ(こちらも既走馬相手の初戦を走っての2戦目。距離延長が合いそう)

京都6R・2グレートシール(「以前より攻め馬で走るようになっています」と猿橋助手。いきなり狙う)

新潟10R・1サンタナブルー(前回は展開が厳しかった上、スムーズさを欠く場面。見直す余地は大)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

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