お宝になる可能性(栗東)

 こんにちは。山本です。今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、今朝は起床直後に新聞で「イチロー選手、事実上の引退」っていう記事を見て、珍しく朝の情報番組を部屋で準備しながら画面で見て、車内でも音声を流しての出勤。とはいえ、イチロー選手の話題は第一報のみですからわずかなモノで、栗東でよく取材をしている女性の方がリポーターをしている情報コーナー(神戸にできたアールグレイ専門店っていうのに興味津々)や、今週は何度も何度も見たTOKIOの会見に対する意見などノンビリと出勤してきたのです。

 と、その中で今年から小学生の道徳の時間が授業になったという話題が流れていました。昔からあったやん、なんて思っていると、これがちゃんと通信簿で評価されるというから、確かに教科化です。しかし、道徳を評価するって、非常に難しい問題。そこに絶対的な正解のない科目でしょうし、高学年にでもなれば、普段と授業での道徳観を切り替える、つまりは「いい子」の解答を演じる子供たちも出てくるでしょう。それを見抜くのがセンセイの仕事って言われても、道徳って学校で学ぶものじゃなくて、普段の生活から身につくようなものだと思っちゃうからな。何やかんや考えても、小さい頃からの親による「躾(しつけ、身に美しいと書く)」ってところに行き着くんじゃないでしょうかね、やっぱり。

 ということで、自分でも驚くべき方向に話が脱線してしまったので、そろそろ本題へ。まずは3歳馬情報からいきましょう。

 明日はダービーTRの最終戦が東西で行われます。矢作厩舎は1頭ずつ送り込むのですが、実はダービー当日、チェスナットコートが予定する12Rの目黒記念だけでなく、11Rの薫風Sにも出走予定馬がいる。とはいえ、当日のメインはもちろんダービー。やっぱり10Rへの出走馬が欲しいところなのです。最後のチケットを狙うのは、まず京都新聞杯のステイフーリッシュ(牡、父ステイゴールド)。牧場での疲労回復に手間取り、共同通信杯以来となる実戦です。「(前走で減った体は)半分ぐらい戻っているけどな。共同は(輸送で)テンションが上がった面もあったから」と矢作調教師は関西での競馬を選択しました。デビュー2戦目のホープフルSで3着だった地力に期待といったところですね。プリンシパルSのイペルラーニオ(牡、父ディープインパクト)は福島での未勝利勝ち直後ですが、「広いコースの方が合っていると思う」と色気を持っての参戦です。

 あとは音無厩舎のフランツ(牡、父ディープインパクト)でしょうか。放牧先から入厩当初は少し体調を落としている時期もありましたが、「持ち直してきた、というか、上がってきているよ」と音無調教師は説明します。トレーナーにとって、昨年のダービーは忘れない、悔しい悔しい一戦。何とかゲートインさせたいという気持ちが伝わります。ダービーの賞金ボーダー、明日の更新で最後のアップデートをさせていただきます。

 では、2歳馬情報。今日は松下厩舎の情報を中心に見ていきましょう。今年のラインアップを見ると、渋くていい血統が多く入っているんですよね。カラクレナイなどでPOG期間内で結果を出している厩舎でもありますし、早速見ていきましょう。

 レーヴドゥラメール(牝、父ロードカナロア、母レーヴディソール)は非常に高いポテンシャルを秘めていた母の2番子になります。「体形が母そっくりらしい、上腕の太さとか。すごく順調にきています」と早期の栗東入り、ゲート試験受験も視野に入っているようです。当然、脚元の故障が多い血統なので、状態を見ながらでしょうが、期待の高さは感じられます。

 血統的にもう一頭の目玉はエクザルフ(牡、父バゴ、母ピュアチャプレット)ですね。こちらは昨年の阪神JF2着、桜花賞3着だったリリーノーブルの半弟になります。姉は少しつなぎが立ち気味で、この馬も同じような感じはあるらしく、注意しながらの調整のようですが、「やはり、能力は高そう。体高があって、ヒョロッと見えるが、乗り味はいいとの話です」とのこと。こちらは夏、遅くても秋デビューを目指していくとのことです。

 続いては兄姉にミラクルレジェンド、ローマンレジェンドを持つパーソナルビリーフ(牝、父ヴィクトワールピサ、パーソナルレジェンド)。血統的に狙いはもちろんダートなんでしょうが、「ムキムキの典型的なダート馬という感じではなく、バランスのいいタイプ。気性も問題ありません」と口にします。これから、どう成長していくか。こちらはダートの選択肢が多い秋からの始動を予定しています。同じお父さんでは、チリのG12勝馬を母に持つビップセーラ(牝、父ヴィクトワールピサ、母ストールンハート)もいますね。「体があって、カイバ食いの心配がいらない。体もしっかりしている」とのことで、楽しみな1頭でしょう。

 トオヤリトセイト(牡、父ドリームジャーニー、母ジャジャマーチャン)は母の全姉にスプリンターズSを勝ったアストンマーチャンがいます。すでに栗東へ入っておりまして、速攻系としての活躍が見込めそう。「馬体重は450キロほどで、父の産駒としては十分。距離は短いところがよさそう。小倉2歳Sを目指したい」と力が入っています。あとはメリーバローズ(牝、父オルフェーヴル、母チアズスワロー)。こちらは近親に重賞ホースのチアズブライトリー、チアズメッセージを持ちます。「だいぶん体高が出てきて、かなり良くなってきている。臆病だった気性も徐々に解消。このまま、うまく成長していけば」と今後の成長に期待をかける1頭です。

 ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

東京10R・10ホウオウドリーム(前走の差し切り勝ちが圧巻。2走前は明らかに距離が長かった。ベストに近い距離で広い東京コース。昇級の壁はない)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

京都7R・6エスペランサリュウ(はまればいい脚を使うのは、4走前で証明ずみ。今の差しが決まる京都なら一撃はないか)

東京4R・15オールモストゼア(前走が大勢決した後とはいえ、上々の伸び脚。上積み見込める2戦目なら)

東京9R・13テンザワールド(「今は行きっぷりがいいので、この距離でも」とは前走時、7ハロンに短縮した時の浜中J。とはいえ、さすがに7ハロン戦は忙しかったか。引き続き好調で、1ハロン延長ならひと押し利かせる)

新潟11R・14ニシオボヌール(初の直線競馬だが、対応のスピードあり。好枠を生かして)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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