【POG】2018―19ドラフト対談・第1回(美浦)

 こんばんは、川上です。 

 世間でも各媒体のPOG特集号などが発売されて、2018―19シーズン開幕がいよいよ近付いて来ました。昨年は通称「緑本」のなかで、ヤマタケ先輩と牧野先輩によって繰り広げられたPOGドラフト指名大会。今年は本ではなく、それまでのネット上に戻って参りました! 今日から全3回に分けて、栗東・ヤマタケVS美浦・川上の「2018―19POG ドラフト対談」を載せていこうと思います! 牡馬牝馬それぞれ5頭ずつ、ガチ(!!)で選び抜いたラインアップ。当ブログをご覧の皆さまのドラフトの参考になれば幸いです。

 どのように展開していけば読みやすいのか…。ヤマタケさんと色々議論を交わした結果、【第1回→惜しくもランク外】、第2回→牝馬部門第3回→牡馬部門の全3回の構成になる予定です。よろしくお付き合いくださいませ。

 というわけで初回の今日は引っ張るようですが(笑い)、【惜しくもランク外】からいきましょう! どうぞ!

 ヤマタケ(以下、ヤ)「今年もこの季節がやってきたな。当ブログも今年で実は開設10周年に。今年から参戦のカワカミには負けられんやろ」

 川上(以下、川)「一応、紙面企画のクラシック馬予想では、15―16シーズンのディーマジェスティ(16年皐月賞馬)、17―18シーズンのアーモンドアイ(18年桜花賞馬)といい感じですよ! 今年も頑張ります!」

(お互いの指名馬を見て)

 ヤ「おいおい、父ディープばっかやないか!」

 川「気付いたらディープばっかりになってました…。ヤマタケさんこそ、穴党の先輩らしくない手堅いラインアップじゃないっすか?」

 ヤ「その言葉、そっくり返すわ(笑い)」

 川「本格的に美浦のPOG担当になったのは、今年が最初。とりあえず、北海道の育成牧場やトレセン内での取材のなかで評判が高かった馬を素直に選んでいくことにしました! でも、あんまり人気の馬だと、うちの馬トクPOGサイトでも取り入れていたシェアポイントがあまり望めない…。『人気はあっても各厩舎のなかで1番人気にはならなそうな馬』、『ちょっと穴っぽい厩舎の馬』を努めて指名するようにしました!」

 ヤ「まだまだ甘いな(笑い) 父ディープに関しては、去年の牧野さんとの対談でも大きなテーマになったんだけど、POGのルール上だと果たして効率がいいのかと個人的に疑問に思ってる。実際のレースではやっぱり存在感抜群の産駒たちだけど、POGだとね。だから俺は牡牝で選びに選び抜いた計3頭だけにしたよ」

 川「それでランク外に回ったのが、ウーリリ(牡、父ディープインパクト、母ウィキウィキ、栗東・友道)ですか。16年ダービー馬マカヒキの全弟ですね。ヤマタケ先輩といえば、友道厩舎のイメージですが」

 ヤ「ウーリリは先生の期待も当然高いんだけどね。友道厩舎に関しては、マカヒキ、アンライバルドなど活躍した馬をことごとく指名できず、記者になってから何故か相性が…。挙げ句の果てに、去年指名したピボットポイントがなかなか走らなず…。負けたレースのあとには先生から「君が取ってるからだ」とまで遂に言われてしまったからな(笑い) 今年は超厳選で一頭だけ指名することにしたよ」

 川「なんと悲しい…。僕は最後まで入れようか迷ったのが、マラコスタムブラダの16(牡、父ブラックタイド、母マラコスタムブラダ、栗東・音無)。ノーザンファーム空港牧場を取材した際には、『柔らかい走りはまるで(兄の)ディープ(の産駒)』と高評価だった一頭。デビューも早そうですし、あまり人気にならない産駒として面白いかなと思いますが…」

 ヤ「空港牧場など見てきた君に言いたいんだけど、今年はノーザン生産馬の馬たちの早い時期からの入厩が目立つんだよな」

 川「それは、美浦トレセンで緑ゼッケン(2歳馬がつけるゼッケン)の多さを見ても感じます。ここ数年もそれなりに多かったですけど、今年は特に早めの攻勢かも」

 ヤ「栗東も多いんだよな。POG的にも例年に増して要チェックかも。ところで、君が絶賛してたサトノアクシス(牝、父ディープインパクト、母ヘアキティー、栗東・藤原英)はランク外か」

 川「これも空港牧場で相当の評価だったんですよね。現3歳世代の成績が驚異的な藤原英厩舎なのも魅力的なんですが…。藤原英厩舎の指名は、同じく牝馬のあの馬だけにしました!」

 ヤ「もったいぶるなよ~。新参者の君にPOGの格言を教えてやろうか。『惜しくもランク外の馬はとにかくよく走る』。悲しいかな、例年それで悔しい思いをしてるから」

 川「それは、当ブログ読者の方々には耳よりの情報かもしれません(笑い) ヤマタケさんのランク外、セラピア(牝、父オルフェーヴル、母ララア、栗東・藤岡)も走りそう…!」

 ヤ「これ、先生の評価も相当高かったんだよね。『母の子供はこれまでトモの弱い子が多かったんだけど、この馬はしっかりしてる』って」

 川「来年の今頃、後悔してるんじゃないっすか?」

 ヤ「2年連続活躍馬を多数出す厩舎は意外と少ない…というのも俺の勝手な持論(と、言い聞かせてる…)。藤岡厩舎は現3歳世代の躍進がめざましかったからね。牝馬のひと枠は、POG的に大きな狙い目になりそうな、あの厩舎の馬にした」

 川「気になりますね…。というわけで、ランク入りの馬たちについては2、3回目で盛り上がりましょう!」

読者の方々の逆張りの参考に…。

【惜しくもランク外一覧】

●ヤマタケ 

ナンヨーイザヨイ(牡、父エイシンフラッシュ、母シャルルヴォア、栗東・松永幹)

ウーリリ(牡、父ディープインパクト、母ウィキウィキ、栗東・友道)

プランドラー(牡、父ディープインパクト、母プラウドスペル、栗東・池江)

サトノウィザード(牡、父ロードカナロア、母ブロードストリート、栗東・松田)

セラピア(牝、父オルフェーヴル、母ララア、栗東・藤岡)

ブリッツアウェイ(牝、父ディープインパクト、母スウィフトテンパー、栗東・音無)

●川上

マラコスタムブラダ16(牡、父ブラックタイド、母マラコスタムブラダ、栗東・音無)

ホウオウエックス(牡、父ダイワメジャー、母スネガエクスプレス、栗東・矢作)

サトノアクシス(牝、父ディープインパクト、母ヘアキティー、栗東・藤原英)

スポーカンテソーロ(牝、父Scat Daddy、母Nimue、美浦・武井)

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