【POG】自然体(栗東)

 こんにちは、山本です。今日も梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。

 さて、昨日の更新で橋口元調教師宅での悲しい出来事を書きましたが、もともと、ワタクシは「持ってない」人間なのです。当ブログではお馴染みですが、ワタクシが外に出ると雨粒が降ってくる雨男。昔のことを思い出しても、以前に書いたと思いますが、内勤時代にスコアをつけた巨人戦の勝率が非常に低い。最近でも特に今年はチャンネルをコロコロ変えながら見ているナイターでは見ている時に限って、ジャイアンツさんは打たれる、打たれる。で、チャンスは大体、抑えられている。勝手なイメージなんですが、ジャイアンツさんは低迷中のような印象なんです。何せ、勝った試合はほぼ紙面上で結果を知るだけなので…。

 そうそう、先週は栗東にいた土曜日のこと。仕事が忙しい中、藤田菜七子騎手が人気の馬に乗っていた新潟6、7レースに注目していたんですよ、一緒に記者席にいたS社のTクンと一緒に。ところが、2戦とも勝てず。「あ~あ。でも、8レースも乗ってますね」とTクン。しかし、ワタクシは「そこは厳しいやろ」と即座に返したのです。で、テレビに見向きもせずに仕事に集中。ところが、その数十分後でした。「菜七子ちゃん、勝ってますよ」とTクンからの声。そう、ワタクシが見切った新潟8レースで藤田騎手は鮮やかに勝ったのです。何と、自分の見立ての甘いこと。と同時に、ワタクシが見ていたから、さっきも負けたんじゃないの、とあり得ない疑念が頭をもたげる始末。もう、こういう時はマイナス思考の塊です。

 ということで、これ以上書くと、どんどん凹んでしまいそうなので、そろそろ本題へ。まずは2歳馬情報からいきましょうか。今週の更新でアウィルアウェイ(牝、父ジャスタウェイ、母ウィルパワー)が阪神2週目の芝1200メートルを予定している、と書いた高野厩舎ですが、他にもデビューを控えた2歳馬がかなり入っています。

 まずはピースプレイヤー(牡、父Declaration of War、母Namastes Wish)ですか。こちらは来週の阪神芝マイルを視野に入れているようです。「普通に考えれば、十分に動けていると思います。体力もありますね」と高野調教師は口にします。続いてはダノンバリアント(牡、父ディープインパクト、母リップルスメイド)。こちらは、すでにゲート試験も合格ずみですが、「エンジンはいいモノを持っているのですが、フォルムがまだ(完成されてない)。ゆっくりやっていきたいと思っています」とのこと。あと、外国産馬のショウナンアリアナ(牝、父Frankel、母Restiadargent)も萌えやすい気性面を考慮しつつ、ジックリと作っていく方針のようです。

 あと、デビュー情報だけですが、大久保厩舎のチュウワフライヤー(牝、父ヘニーヒューズ、母ヴィヴィッドカラー)。そうそう、昨日の栗東にセレクト当歳セールで2億3000万円の値がついた角居厩舎のトーセンカンビーナ(牡、父ディープインパクト、母カンビーナ)が入ってきたようです。

 ということで、ここからはダービーです。誰もの胸が高鳴る競馬の祭典。ワタクシが「常駐」しておる坂路小屋の方々を見渡すと、すごいことに気づきます。12年の矢作調教師によるディープブリランテの感動V、14年の橋口調教師によるワンアンドオンリーの悲願V、そして16年は友道調教師がマカヒキで頂点に立った。ちなみにディープの勝った12年は須貝調教師のゴールドシップが1番人気に推され、昨年は音無調教師が1番人気のアドミラブルで挑むも3着。朝一番だけ現れることの多い角居調教師はもちろん、07年のウオッカがいるわけで…。う~ん、この狭い部屋の中には最近のダービーで中心となった人ばっかりじゃなないか、ということなのです。

 今年は絶対的な主役がいませんが、ワタクシが注目していたのは矢作調教師のステイフーリッシュと友道調教師のワグネリアン。この二人、すごく「自然体」だなということを取材で強く感じました。この二人に共通しているといえば、実際にダービーを勝っているということ。確かに昨年の音無調教師を取材していた時、いつもにない緊張感が伝わるものがありましたし、随分と昔の話になりますが、14年の橋口調教師の時なんてすごかったんですよね。

 矢作調教師はステイフーリッシュのことを話す時なんて笑顔を浮かべることが多かったし、友道調教師も「勝ったことでリラックスできて、その余裕がいい方向に向くんじゃないか」と紙面上のインタビューで話してもらいました。勘違いしてほしくないのが、この二人はダービーを勝ち、重さを知ることによって、勝利への渇望は増している。だけど、いつもと変わらぬというか、むしろ祭典を楽しんでいる印象を受けるのです。もちろん、挑戦者という立場がそうさせているという側面は大きいと思いますが、この自然体で立ち向かう日本ダービーでどんな結果が待っているのか。今年は現地ではありませんが、しっかりと見守りたいと思います。

 ということで、ネット限定「厳選馬」は先ほど挙げた2人のセンセイのうち、ダービーで本命にできなかった厩舎の管理馬を。

京都8R・7アドマイヤキズナ(前走は1年1か月ぶり。さすがに厳しかったか。ひと叩きの上積みが見込めるうえ、メンバーもくみしやすくなった)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

京都7R・11ブリッジオーヴァー(調教で好時計を連発。血統的に筋も通っており、強敵不在のここなら初戦が狙い目)

東京8R・8パリンジェネシス(川田Jが乗れば、とにかく走る。強敵不在のここは昇級戦でも)

東京11R・8ダンツゴウユウ(前走の末脚に地力強化を感じた。左回りなら一枚上の決め脚で)

 今日はここまで。また、次回です。ではでは

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル