こんにちは、山本です。今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。
さて、ワタクシたちは当たるか当たらぬかは置いといて（本当はダメですよ）、紙面上で予想しています。当然、栗東での取材を中心に考慮して、印を打つ。しかし、世の中にはサイン馬券と言われるモノもあります。世相などに連動したかのような馬券でして、有名な所では９月にアメリカで同時多発テロが起こった０１年、有馬記念はマンハッタンカフェ、アメリカンボスの１、２着で大万馬券になったりしました。
ワタクシたち記者も予想を打ち終わった空き時間に、サイン馬券を見つけようかみたいな雑談になったりします。最近では天皇賞・春。元ＴＯＫＩＯの山口達也さんの話題が世間を騒がせている頃、「Ｒの法則」という番組が話題になったじゃないですか。で、Ｒから始まる馬を探していると、レインボーラインだけであることが発覚。「単勝だけ買うとくか？」なんて記者仲間と談笑していたんですが、その馬が我が本命馬を突き放し、しっかりと接戦を制して、勝ってしまうんですから、何とも悲しいモノがある。
ダービーウィークの先週。世間は「日大問題」一色でした。そこで目に入ったのが元監督の「内田」。ということで、ダービーで内田Ｊ騎乗のタイムフライヤーに注目していたんですが、見せ場なく沈んでいった。そう何度も何度もサイン馬券なんて成立せんわなとマークを緩めた途端、最終の目黒記念で内田Ｊ騎乗のウインテンダネスが勝ったんですよね。思わず「ここかよ～」と独り言。こんなことでぼやいているようでは、馬券も予想も当たりませんわな。
ということで、そろそろ本題へ。さて、いよいよ明日から新馬戦が始まります。大げさではなく、つい最近、２歳馬の紹介を始めたような感覚なんですが、本当に早い！
その阪神５Ｒなんですが、注目を集めていた須貝厩舎のイニティウム（牡、父ハーツクライ、母ゴールデンドックエー）が回避することになりました。木曜日の朝に須貝調教師に話を聞くと、「どこが悪いってワケじゃないけど、血統的に初戦から勝ち負けをしないといけない馬。今週は自分が求めてる動きじゃなかったので、もう少し成長を促したい」と説明してくれました。まだ、時期も時期ですし、ここから仕切り直しと言っても、ＰＯＧ的に大きなロスではないはず。ただ、阪神開幕週の芝マイルって言えば、須貝厩舎のイメージが強くて、調べてみると、１２年の施行以来、過去６年で実に４回も走っている。１３年はレッドリヴェールがここで勝って、阪神ＪＦ勝ちへつなげましたもんね。
ということで、最も熱心に取材していた馬が抜けた阪神芝マイル。その中で大久保厩舎のジャミールフエルテ（牡、父オルフェーヴル、母プリティカリーナ）は１６年のセレクト当歳セールで１億円の値段がついた馬ですね。先週、今週とルメールＪが追い切りに騎乗。「調教を積むごとに余計なことをしないようになって、前向きさが出てきた。大跳びできれいな走りをする馬なので、開幕週向きかな」と谷口助手は話します。
あとは高野厩舎の外国産馬、ピースプレイヤー（牡、父Ｄｅｃｌａｒａｔｉｏｎ ｏｆ Ｗａｒ、母Ｎａｍａｓｕｔｅｓ Ｗｉｓｈ）かな。「乗りやすいし、ゲートも普通に出ます。加速がつくし、調教をしていっても元気ですね」と高野調教師は話します。乗っている助手さんなどからまだ良化の余地がありそう、という話を聞いているようですが、十分に勝負できそうな時計は出ていると思います。と、ここまで書いて、この馬は日曜の芝１４００メートルに出走であったことに気づきました。ひと足早い情報になってしまい、失礼しました。
さて、高野厩舎といえば、来週の芝１２００メートルに音無厩舎のインディチャンプの弟になるアウィルアウェイ（牝、父ジャスタウェイ、母ウィルパワー）がＭデムーロＪでスタンバイしています。こちらも、トレーナーの評価は非常に高そう。「無理をしない調整を続けていますけど、いい馬ですよ。これは動けるという感じです」とデビューＶへ向けて、確かな手応えをつかんでいるようです。この芝１２００メートルには先週の紙面で書いた森厩舎の「球道くん」じゃなくて、キュウドウクン（牡、父Ｉｎｔｏ Ｍｉｓｃｈｉｅｆ、母Ａｉｒ Ｆｒａｎｃｅ）も参戦を予定しています。
あと、この芝１２００メートルでもう１頭、面白そうな馬が高橋忠厩舎のハミングデイズ（牝、父ブラックタイド、母エイムアットビップ）。「今の時期の牝馬にしてはしっかりしてますね。今週も併せ馬の相手に食らいついていました」と鵜木助手は話します。確かにＣＷコースでしまい重点の５ハロン追いながら、ラスト１ハロンは１１秒台でしたもんね。松山Ｊの騎乗予定ですが、ちょっと注目したい存在です。あと、ＰＯＧ的に穴人気馬となったマイディアライフ（牡、父ジャスタウェイ、母ペルヴィアンリリー）はゆっくりとゲート練習をこなしているとのことでした。
ということで、ネット限定「厳選馬」は久々に紙面のコラムとかぶります。
阪神１１Ｒ・５トリコロールブルー（休養明けだが、「今回はいいですよ」と大江助手のトーンは高い。陣営がじっくりと育ててきた期待馬が開花する）
続いては馬券王への道 延長戦です。どーぞ。
阪神２Ｒ・１メイショウテンモン（初戦で１番人気の素質馬。中間の動きもよく、距離短縮も利く）
阪神７Ｒ・４タガノヒルクライム（ジリだが、長くいい脚を使う。外回りの２６００メートルは向きそう）
阪神１２Ｒ・５キセキノツヅキ（フレッシュな時に力を発揮。今回は仕上がりもいい）
東京１０Ｒ・７サトノグラン（前走は厳しい位置取り。好位追走から巻き返す）
今日はここまで、また明日です。ではでは。
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