最初から熱いんです(栗東)

 こんにちは、山本です。今日は金曜恒例、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか。

 さて、今週の更新分には函館で奮闘しているシズカ記者の北国便り(勝手に命名)が毎日、掲載されております。実は先週末のこと。別用でシズカさんと話すことがあり、その話題が終わった後に「そうそう、函館に藤原英厩舎の良血2頭がいるから取材しといてよ」と軽くお願いしたのです。ところが、その2頭(サトノアクシスとノーブルスコア)はすでに彼女が函館入りした時、ゲート試験に合格→放牧で不在という状態。「先輩、情報古いやん!」と怒ってもおかしくないような状況だったのですが、しっかりと話を聞いてくれたうえ、その後も関西良血馬の情報を次々とワタクシに流してくれている。実はこっちが処理しきれてない状態なんです。

 いや~、いい後輩を持ったモノです。ちなみに、その情報をくれるメールが「本日のぱちぱち」というタイトル。更新直後に「書いてもらってありがとうございます」なんてメールがきたこともあったし、ヘビーユーザーかい! と突っ込みたくもなる。ということで、本日の前振りでは後輩のことを多少持ち上げておきました(笑)。彼女の場合、G1シリーズなんかで仕事が忙しくなると「お疲れモード」が電話の声やメールの文面で伝わりやすいのですが、当然とはいえ、1週目の今週はとりあえず元気そう。当ブログの取材は時間が空いた時でいいので、その状態で担当の期間は突っ走ってくださいね。

 ということで、雨でジメッとした大阪からそろそろ本題へ。こんな流れですから、シズカ記者の北国便りからいきましょうか。

 友道厩舎は現在、函館に2頭が入っています。何度か書いてますが、友道厩舎は夏の函館でできるだけ多くの2歳馬がゲート試験→秋デビュー、たまに札幌デビューに向けて備えるという「形」ができている感じがしますね。今年はその第1弾がビーチサンバ(牝、父クロフネ、母フサイチエアデール)グランデストラーダ(牝、父ハーツクライ、母レジェンドトレイル)の2頭なんです。

 ビーチサンバはワタクシ、結構、このブログでも推しておりましたが、向こうでの取材の感触も良さそうです。「すごくいいと思いますよ。芝の長いところが良さそう。クロフネっぽくない。お父さんを言われるまで気付かなかった。重たさはない。学習能力が高く、頭がいい」とは今年のダービー馬、ワグネリアンの担当でもある藤本助手。全兄に朝日杯FSを勝ったフサイチリシャールを持ちます。友道調教師は父、母ともに松田厩舎時代に知っている馬ですし、ゆかりの血筋とも言える血統馬。今後も要注目だと思います。

 で、もう一頭がグランデストラーダ(牝、父ハーツクライ、母レジェンドトレイル)ですね。「素軽いキャンターをする。芝向きの軽い走りをする。全体的に緩さがあるので、成長とともに改善してくれば」とは山田助手。こちらは近親にコディーノやキングストレイルのいる血統です。で、先ほどシズカ記者から最新の情報が入ってきまして、この2頭は本日のゲート試験で合格したとのこと。恐らく、当初の予定通り、このまま放牧でひと息入れることになると思います。

 さて、友道厩舎にとって、2歳の初戦となりそうなのが中京の芝マイル。ここにMデムーロJでアドマイヤマーズ(牡、父ダイワメジャー、母ヴィアメディチ)が出走します。こちらも非常に評価が高いですね。「この時期の2歳にしては、心身ともに完成度が高いですね。今週もしっかりと反応できていました」と大江助手。この馬、友道調教師が開いてくれたPOG取材会から取材の感触がずっといい一頭で、順調にステップアップしているようですね。

 このレース、当初は安田翔厩舎でロードカナロアの全弟、ロードオヒア(牡、父キングカメハメハ、母レディブラッサム)は昨日のゲート試験で合格できず、デビュー予定は延期となったようです。とはいえ、ここには大物候補がもう一頭、正式に参戦してきます。それが池江厩舎のダノンチェイサー(牡、父ディープインパクト、母サミター)です。鞍上は川田J。お母さんはアイルランドの1000ギニーを勝った馬なんですが、その血統以上にしっかりと時計も出ている。今週のCWコースに騎乗した岩崎助手は「前半が速くなったんですが、最後もしっかりと沈んでいました。能力は高いですよ」と笑顔を浮かべます。当然、池江調教師の期待値もかなりのモノ。「すごく能力を感じています。スピードがありすぎるぐらいあるので、その辺をうまく直線で爆発させるようなイメージで造っていきたいですね」と口にしていました。

 あと、ワタクシが注目しているサトノソロモン(牡、父ディープインパクト、母イルーシヴウェーヴ)なんですけど、こちらは思わぬ朗報を聞きました。「来週あたりには栗東に入ってくると思いますよ。もう、しがらきまでは来ているんです」と。正直、大型馬で始動はまだ先かと勝手に思っていたんですが、着々と態勢は整っているようです。「春に比べて、成長はどうですか?」と聞くと、「この馬は大丈夫」と一言。ひいき目ではなく、その言葉には春よりも力強さを感じました。

 ということで、ネット限定「厳選馬」でございます。

阪神2R・4デイジーメーカー(前走は流れに乗れず、結果的に大味な競馬に。「松山騎手から『もう一度乗せてほしい』と頼まれた」と音無調教師は期待する)

 続いては「馬券王への道 延長戦」をどうぞ。

阪神5R・16スズカモン度(松若Jが「いい馬です。楽しみ」と声を弾ませる。セール出身馬で仕上がり早)

阪神9R・6エイシンティンクル(「いい動きをするわ」と和田Jがイチ押し。マイル起用が吉と出る)

阪神12R・3リンクス(折り合いが難しい馬だが、巧みな秋山Jの手綱さばきで本来の走り見せる)

東京10R・4キーナンバー(前走は少し窮屈な場面あり。とはいえ、完全に復調した。引き続き好戦)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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