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【凱旋門賞】注目すべき血統はガリレオ産駒とドバウィ産駒!…血統のプロ・成田幸穂の血統分析

2017年9月30日14時0分 スポーツ報知

 昨年の小欄ではダンチヒ系種牡馬の産駒とドバウィ産駒を推奨したが、結果はガリレオ産駒のワン・ツー・スリー決着。イレギュラーな高速馬場にも難なく対応してみせた。英・愛で8度も首位に立つ大種牡馬の神通力には脱帽だ。

 当日どんな馬場になるか見通しが立たないが、血統面ではやはりガリレオ産駒とドバウィ産駒に注意を払いたい。後者は今年のG1ヴェルメイユ賞で1~3着を独占しており、シャンティイ2400メートルに対する適性は高い。

 まずはウィンターの血統表をご覧いただきたい。父がガリレオで、母の父がダンチヒ系種牡馬のシュワジールという血統構成。

Galileo
鹿毛 1998
サドラーズウェルズ系
Sadler's Wells
鹿毛 1981
Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban Sea
栗毛 1989
Miswaki
Allegretta
Laddies Poker Two
芦毛 2005
ダンチヒ系
Choisir
栗毛 1999
Danehill Dancer
Great Selection
Break of Day
芦毛 2000
Favorite Trick
Quelle Affaire

ウィンター血統表

 ガリレオとダンチヒ血脈の組み合わせは、シャンティイの当レースにおいて注目に値する。昨年の2着馬ハイランドリールは父がガリレオで、母の父がダンチヒ系種牡馬のデインヒル。勝ったファウンドも父がガリレオで、母方にダンチヒの血を有していた。

 今年はウィンターのほかにダンチヒ系種牡馬を母の父に持つカプリ、ハイランドリールの全弟アイダホが該当する。いずれもエイダン・オブライエン厩舎の所属だけに抑えておきたい。

 イギリスの女傑エネイブルは血統表のとおり、父系祖父がガリレオ。ダンチヒの血は入っていないが、その代わりにサドラーズウェルズ3×2のインブリードが目を引く。エネイブルのダイナミックな走りや道悪を苦にしないパワーは、この強烈な近交によるところが大きいだろう。

Nathaniel
鹿毛 2008
サドラーズウェルズ 系
Galileo
鹿毛 1998
Sadler's Wells
Urban Sea
Magnificient Style
黒鹿毛 1989
Silver Hawk
Mia Karina
Concentric
鹿毛 2004
サドラーズウェルズ系
Sadler's Wells
鹿毛 1981
Northern Dancer
Fairy Bridge
Apogee
鹿毛 1990
Shirley Heights
Bourbon Girl

エネイブル血統表

 いとこのフリントシャーはパリ大賞などG1・5勝を挙げた一流馬で、2014年と2015年の凱旋門賞で2着に好走した実績を持つ。母系も確かだ。

 ザラックはドバウィ産駒。母は2008年に7戦無敗で凱旋門賞を制した歴史的名牝ザルカヴァと、血統的ロマンを持ち合わせた一頭といえる。母の手綱も取った名手クリストフ・スミヨンを背に母子制覇。父のコース適性を加味すれば、そんな名シーンが生まれても不思議はない。

Dubawi
鹿毛 2002
ミスタープロスペクター系
Dubai Millennium
鹿毛 1985
Seeking the Gold
Colorado Dancer
Zomaradah
鹿毛 1995
Deploy
Jawaher
Zarkava
鹿毛 2005
ミスタープロスペクター系
Zamindar
鹿毛 1994
Gone West
Zaizafon
Zarkasha
鹿毛 1994
Kahyasi
Zarkana

ザラック血統表

 最後にサトノダイヤモンドにも触れておきたい。ディープインパクト産駒は昨年、エイシンヒカリがG1イスパーン賞に、マカヒキがG2ニエル賞に勝つなどシャンティイでも活躍している。極度の道悪でなければ、フランスの芝はディープ産駒に合う。

ディープインパクト
鹿毛 2002
サンデーサイレンス系
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986
Halo
Wishing Well
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991
Alzao
Burghclere
マルペンサ
鹿毛 2006
ダンチヒ系
Orpen
鹿毛 1996
Lure
Bonita Francita
Marsella
黒鹿毛 1997
サザンヘイロー
Riviere

サトノダイヤモンド血統表

 母の父オーペンはダンチヒ系種牡馬と、このレースと相性の良い血脈を持っている点も魅力。振り返ればロンシャン開催の2010年に2着となったナカヤマフェスタ(父ステイゴールド)も、祖母の父が同系のデインヒルだった。サンデーサイレンス系種牡馬とダンチヒ血脈の化学反応が、日本馬による快挙達成をあと押しするはずだ。

 ◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、南関東版・競馬ブックと研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。

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