ハリル監督、気迫全面に出したプレーを選手に要求 シリア戦は「我々の決勝戦だ」 

2016年3月29日6時0分  スポーツ報知

 ◆ロシアW杯アジア2次予選 ▽E組 日本―シリア(29日・埼玉スタジアム)

 最終予選進出を決めているE組首位の日本は28日、29日の2次予選最終戦シリア戦の試合会場で公式会見と練習を行った。首位突破を狙うバヒド・ハリルホジッチ監督(63)は、勝ち点差1で追ってくる2位シリアとの大一番を決勝戦と位置づけ、選手には気迫を前面に出したプレーを要求し、相手のシミュレーションなど汚い行為を警戒するよう指示。結果次第では最終予選の組み合わせに影響が出るため、W杯予選記録更新となる8試合連続無失点での首位突破を誓った。

 完全に戦いへのスイッチが入った。E組最大の敵シリア戦を翌日に控えたハリル監督は会見で約23分、大声でまくし立てた。「我々の決勝戦だ。ファイナルは勝たないといけない」。最終予選進出は決めているが、ノルマは首位突破。指揮官は、日本人に足りないアグレッシブさを出すことと、相手の狡猾(こうかつ)なプレーへの警戒をポイントに挙げた。

 就任から1年、相手を敬い過ぎる日本人の精神面を指摘し続けてきた。「試合中に相手がたたいてきても謝る必要はない。まず『やめろ』と言って次は『俺も殴る可能性がある』と言うべきだ」。本当に応戦するのではなく、日本人にはアグレッシブさが必要だとする例えで「これもレボリューションだ」と意識改革の必要性を訴えた。27日の練習でハーフナーに激しいタックルを見舞った宇佐美の名前を挙げ「センターバックのようだ」と絶賛。

 シリアに対しては狡猾さが印象に残っている。昨年10月に中立地イランで対戦した際、前半から相手GKが足をつったような“演技”で時間を稼いだ。「彼らはリズムを壊しにくる。ワナに引っかからないようにする」。相手のシミュレーションなどによる無駄な反則は避け、挑発にも乗らないよう指摘した。

 シリア戦に勝利しても4月9日のFIFAランクは韓国より下になることが確定。最終予選の組み合わせ抽選では、第2ポット(シード)以下が濃厚で、今回の結果次第ではイラン、韓国などと当たる“死の組”に入る可能性もある。シリアは総得点26で日本の22得点を上回っているだけに油断は大敵。「美しい勝利で終わりたい」。最終予選に弾みをつける戦いで2次予選を締めくくる。

SAMURAI BLUE
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