長谷部たった1日で離脱!代役は今野が有力

2017年3月21日5時0分  スポーツ報知
  • 円陣を組むメンバーの前で代表離脱を発表した長谷部(右)は、悔しげな表情で天を仰いだ(左手前はハリルホジッチ監督=カメラ・竜田 卓)

 ロシアW杯アジア最終予選で大一番のUAE戦に臨む日本代表は20日、右膝を痛めている主将のMF長谷部誠(33)=フランクフルト=の離脱を発表した。11日のリーグ戦で負傷した長谷部は、クラブが手術を受けると発表していた。バヒド・ハリルホジッチ監督(64)は、直接状態を見極めるため長谷部をUAEに強行招集したが帯同を断念。19日に合流した長谷部は、わずか1日で離脱となった。完全アウェーの戦いで、精神的支柱で不動のボランチが欠場する大ピンチ。代役にはG大阪のMF今野泰幸(34)が有力だ。

 ハリルホジッチ監督の願いはかなわなかった。日本協会は20日、長谷部の離脱を発表した。右膝は11日のバイエルン戦でゴールポストに激突した際に痛め、所属のフランクフルトは、日本で内視鏡検査を行うと発表していたが、指揮官はUAEに強行招集。「代えの利かないキャプテン。彼なしのチームは考えられない」と絶大な信頼を置く主将のチーム帯同の可能性を探った。だが、右膝は14年にもメスを入れた箇所で、代表医療班との話し合いの結果、断念した。

 チームへの影響は計り知れない。長谷部のW杯予選出場34試合、主将回数73はともに日本代表歴代最多。ピッチ内外でチームをまとめ、ボランチとして攻守のかじ取り役を担っている。「本当にハセさんの力はこのチームに大きい」とFW岡崎。10年W杯南ア大会以降の最終予選21試合で、長谷部の欠場は出場停止の3試合のみで、代表にとって不可欠な存在だ。

 UAEには昨年9月のW杯最終予選初戦に1―2で敗れた。雪辱を誓い乗り込んできた敵地では完全アウェーを強いられる。ハリル監督は“中東の笛”と呼ばれる判定、スタジアムの雰囲気、相手選手の挑発行為などを警戒。だからこそ、メンバー選考の過程で経験値、精神力を重視し、長谷部への期待は大きかった。

 代役は1年10か月ぶりに代表復帰したMF今野が有力で、MF山口とダブル・ボランチを組む。予選B組の日本は5試合を終え首位サウジアラビアに得失点差で下回り2位。UAEに負ければ6大会連続W杯出場の道は厳しさを増す。頼れる主将不在の危機的状況で、ハリル・ジャパンは正念場の戦いを迎えることになった。

 ◆長谷部の負傷 11日のリーグ、バイエルン戦で相手のシュートをクリアした際に左足を強打。すねを6針縫い、右膝も痛めた。一度は練習を再開したが、精密検査の結果、18日にクラブが手術を受けると発表。国際Aマッチ期間は選手の拘束力が代表側にあり、日本協会では直接状態を確認するため19日、長谷部をUAE入りさせた。同日、クラブは代表戦を欠場するとのリリースを出した。

SAMURAI BLUE
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