親善試合が重要な理由 ロシアW杯での抽選に響くため

2017年10月6日19時0分  スポーツ報知
  • 無精ひげを生やしたまま公式会見に臨んだハリルホジッチ監督(カメラ・竜田 卓)

 FIFAランク40位のサッカー日本代表は6日、親善試合で同113位のニュージーランドと対戦する。5日は試合会場で、冒頭15分のみ公開の公式練習とバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が会見を行った。

 出場を決めている来年6月のロシアW杯のポット(シード)分けは、16日発表のFIFAランクで決定する。W杯1次リーグで、すべて格上という“死の組”を回避するためにも、ランクが下がる危険のある格下との引き分け以下は許されない。10日の同48位ハイチ戦と続く2連戦は負けられない戦いとなる。

 W杯での日本の命運を左右する2連戦だ。ハリル監督は、選手のテストだけではなく、勝利との両立を宣言した。「ここで連勝をしたい」。直近の代表戦、9月5日のW杯アジア最終予選ではサウジアラビアに0―1。11月に欧州遠征で対戦するブラジル、ベルギー戦も見据え「しっかりを自信をつけたい」と、負けず嫌いな指揮官はニュージーランド、ハイチの連破をノルマとした。

 12月1日のW杯組み合わせ抽選会を前に、今月16日のFIFAランクに基づきポット(シード)分けが決まる。出場32チームが、地域も考慮しながら8チームずつ上からポット1から4までに振り分けられる。格下が1チーム入るポット3と、対戦チームすべてが格上のポット4では大きな違い。現在40位の日本は、ニュージーランド、ハイチの格下に引き分け以下だとランクダウンの可能性が高く、一つでも上のポットに入るために勝利が必要だ。

 選手たちには強い言葉を贈った。「私のモノローグ(独白)のようなものだが、ほとんどの選手と会話した。W杯は最も素晴らしく、美しい大会だが、その分要求は高く危険で、準備ができていないと後悔、フラストレーション、屈辱を感じることを伝えた」。W杯への本格的な準備とサバイバルレースが始まっていることを意識させた。

 当然、約8か月後の本大会に向けた選手の見極めも行う。「この2試合のスタメンは同じものにならない。6人の交代枠を2試合とも使いたい。選手は最大限の力を見せてほしい。また、私の頭の中には3つほどのチームの形がある。この2試合で試すかもしれない」。多くの選手を起用し、複数の布陣を試すことも示唆。W杯での躍進へ、1試合たりとも無駄にはできない。(斎藤 成俊)

 ◆ロシアW杯の抽選方法 出場32チームを4つのポット(P)に分け、P1は開催国のロシアと16日発表時点のFIFAランク上位の7チームを足した8チームで構成。「欧州は同じ組に最大2チームまで」「欧州を除く地域は同組に同じ地域のチームは入らない」という地域性は考慮されるが、次の上位8チームがP2、P3、P4と割り振られ、各Pから1チームずつが各組に割り当てられて、1次リーグ(A~Hの8組)の組み合わせが決定する。過去にはP1が開催国、前回優勝チームとFIFAランクや、過去3年のFIFAランクなどを基に数値化し、8チームとなり、P2~4はランクなどは関係なく地域性を考慮して分けられていた。

SAMURAI BLUE
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