【U17】森山監督インタ…久保の遠慮ない積極性にチームみんなが「俺も負けないぞ!」と成長

2017年10月8日6時0分  スポーツ報知
  • 本紙のインタビューに答える森山監督

 【グワハティ(インド)7日=井上信太郎】サッカーのU―17日本代表は、8日に当地でW杯1次リーグ初戦のホンジュラス戦に臨む。2大会ぶりの出場で、過去8強が最高成績。森山佳郎監督(49)は、このほどスポーツ報知のインタビューに応じ、FW久保建英(16)=F東京U―18=ら新黄金世代への期待を明かした。大会は24チームが6組に分かれて1次リーグを行い、各組上位2チームと3位のうち成績上位4チームの計16チームが決勝トーナメントに進む。

 ◆森山監督に聞く

 ―今大会の目標は。

 「決勝の舞台に立つこと。格上を2つ、3つ倒さないとたどり着けない場所。世界大会の緊張感の中、1試合でも多く戦って、選手の自信や経験値を上げたい。育成の真の目的は個人の成長。彼らの成長速度、角度を大きく上げる機会にしたい。一番上の代と3学年以上も離れているが、何人か東京五輪で戦力になってくれるとうれしい」

 ―8月のチェコでの国際ユース大会で優勝。逸材が集まり、期待が大きい。

 「高校1、2年だから成長のスピードは悪くない。ただ、高校生でJリーグデビューできなかったら成長は遅い、10代でレギュラーを取れなかったら遅い、20代前半で海外に出られなかったら遅い、などと常に言っている。世界では16、17歳の選手がデビューしてゴールを決めている。お前らの成長速度はどうなんだ?と要求している」

 ―昨年からF東京、G大阪、C大阪の3チームがU―23チームを発足。J3で戦えるようになり、過去の代表より経験値が高い。

 「フィジカルの差を含めて大人の舞台を経験しているのは大きい。FW久保やMF平川のJ3組に加え、DF小林は天皇杯でベンチ入りした。昨秋の最終予選の時には高1や中3にもかかわらず、ほとんどの選手がユースでレギュラーだった。その前の代表はレギュラーで出ていたのが2、3人しかいなかった。可能性を持った子は多い」

 ―久保は5月にU―20W杯(韓国)に飛び級で出場。下のカテゴリーに参加する必要はないとの声も多い。

 「僕はU―20に行くなら、こっちに戻らなくてもいいと思っていた。最後は本人に考えを聞こう…と。U―20W杯が終わってすぐF東京の試合を見に行って、どうなの?って聞いたら、こちらが言い終わらないうちに、絶対出ます!と言ってきた。一瞬でも迷いがあったら、上でやった方がいいと言うつもりだった」

 ―1歳下の久保に刺激されるように、他の選手が成長しようとしている。

 「2年前のU―15代表で入って来た時はまだ中2だったけど、ミーティングで質問したら真っ先に手を挙げて、僕はこう思います!と答えていた。FKも年下なのに、俺が蹴る!という感じだった。そういう姿を見て、こいつすごいな…じゃなくて、俺も負けないぞ!と、みんなが思ってきたから、チームとして成長できた。それは建英がいることによる相乗効果。ただ、サッカーでは、建英に頼る戦い方はしていない。相手のマークが集中すれば、より他の選手が生きる。本人も自分にマークが来たら、周りも使いながら、うまく利用してくれると思う」

 ◆森山 佳郎(もりやま・よしろう)1967年11月9日、熊本市生まれ。49歳。熊本二高から筑波大を経て91年にマツダ(現広島)入り。広島、横浜F、磐田でDFとしてプレーし99年末に平塚(現湘南)で引退。02~12年まで広島ユース監督を務め、日本代表DF槙野らを育てた。13年にU―15日本代表コーチ、15年から現職。日本代表通算7試合出場。J1通算166試合5得点。176センチ、72キロ。愛称はゴリさん。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
サッカー日本代表
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ