日本、ブラジルに遊ばれた ハリルホジッチ監督「リスペクトしすぎ」

2017年11月11日6時0分  スポーツ報知
  • 前半17分、マルセロ〈12〉に2点目のゴールを決められ肩を落とす日本代表の(左から)井手口、槙野、吉田、長谷部(カメラ・竜田 卓)

 ◆国際親善試合 ブラジル3―1日本(10日、フランス・リール)

 日本代表(FIFAランキング44位)は、親善試合でブラジル代表(同2位)に1―3で敗れた。前半10分、ビデオ判定で与えたPKをFWネイマール(25)=パリSG=に決められ先制されると3失点。後半17分、DF槙野智章(30)=浦和=が日本代表として11年ぶりにブラジルからゴールを奪い1点を返したが、番狂わせならず。バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は「後半だけ見れば勝ちました」と強気だったが、W杯本番に向け世界強豪国との差を見せつけられた。日本は14日にベルギー(同5位)と対戦する。

 これが世界との差だ。ハリル・ジャパンは、王国ブラジルにひと泡吹かせることはできなかった。多くのレギュラーを先発から外した1・5軍に、前半で勝負を決められ完敗。ハリル監督は「後半だけ見れば我々が勝っていた。ブラジルが世界一ではなかったのは日本が(効果的な)プレーをしたからだ」と手応えを口にしたが、点差以上の実力差があったのは事実だ。

 2015年3月のハリル体制発足後、初めての世界ランク10位以内との対戦。本田圭佑、香川真司、岡崎慎司の“BIG3”を招集せずに王国に挑んだ。立ち上がりは前からのプレッシャーが機能したが、意外な形で先制され流れは一気に傾いた。

 前半7分、ブラジルの左CKの場面、ペナルティーエリア内でDF吉田が相手選手を倒す。主審は笛を吹かなかったが、日本にとっては初体験で、W杯で導入が検討されているビデオ判定によって、ネイマールにPKを決められ先制を許した。「これで少しチームのバランスが崩れた。前半は残念。ブラジルを見て少し驚いたのかもしれない。リスペクトしすぎた」。技術、スピードに翻弄され3失点で前半を折り返した。

 後半に入ると日本は槙野のヘディングで1点を返し、「後半はある程度満足で希望も見えた」と指揮官。素早いプレスと粘り強い守備を評価したが、勝利を確信した相手は後半6人を交代させ、ペースを落としたようにも見え、“本気”の前半とは別チームだった。指揮官は「(長友)佑都が100試合目でキャプテンだった。そして最後に彼に、今日の試合は佑都がキャプテンだから負けたんだ、私のせいではないと話した」と冗談を飛ばしたが、会見場には微妙な空気が流れた。

 14日にはFIFAランク5位のベルギーと対戦する。過去2勝2分けと負けていないが、E・アザール(チェルシー)ら強烈な個の能力を持つタレントがそろう。W杯に向けて目に見える収穫がほしいところだ。

SAMURAI BLUE
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