ハリル日本、W杯王者唯一ゼロのHappy組

2017年12月3日6時0分  スポーツ報知
  • 抽選会を終え、記念撮影に臨むハリルホジッチ監督(右)とコロンビアのペケルマン監督(左)(共同)

 【モスクワ(ロシア)2日=斎藤成俊】ロシアW杯1次リーグの組み合わせ抽選会が1日、当地で行われ、日本はH組でコロンビア、セネガル、ポーランドの順で対戦することになった。最後にくじを引かれた日本は、優勝経験国がいない唯一の組に入り“死の組”は回避。バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は、1次リーグ敗退に終わった14年ブラジルW杯第3戦で1―4と完敗し、2大会連続、今回は初戦で激突するコロンビアへのリベンジを誓い、10年南アフリカ大会以来2大会ぶりの16強入りに意欲を見せた。

 残り物には福があった。コロンビア、セネガル、ポーランドとの同組が決まったハリル監督の表情は明るかった。「もっと厳しい組になることも想像していたので満足」。出場32チーム中、くじ引きで最後の2つに残ったのが日本と韓国。抽選役の元イタリア代表DFカンナバロ氏が先に韓国を引き、日本はドイツ、メキシコ、スウェーデンの強豪が同居する“死”のF組は回避した。

 因縁の相手を踏み台にスタートダッシュを決める。初戦のコロンビアにはザッケローニ体制で挑んだブラジルW杯1次リーグ最終戦で1―4と惨敗。2大会にまたがり2試合連続で対戦することになった。「初戦が一番大事。そしてコロンビア戦は前回のリベンジの意味もある」。早くも訪れた雪辱の機会に指揮官の言葉にも力がこもった。

 W杯が現行方式となった98年フランス大会以降、初戦勝利の60チーム中85%の51チームが16強入りしている。日本は過去5大会で初戦に勝ち点を奪った日韓(ベルギーに2△2)、南ア(カメルーンに1〇0)以外は1次リーグ敗退。初戦の結果が大会の流れを左右することは明白だ。

 不安要素は、W杯で南米勢とは1分け3敗で同組の場合はすべて1次リーグ敗退のデータ。コロンビアは、前回の日本戦1得点のMFロドリゲス、FWファルカオら前線は強力で「南米独特のスタイルを持ちレベルが高い。フィジカルが強く、厳しいデュエルで戦ってくる」と指揮官。強敵ではあるが「しっかり分析をしたい」と残り約6か月で丸裸にする考えだ。

 H組に入ったことに「抽選前から予想していた。ハリルホジッチの頭文字だから」と冗談も飛ばしたが、目標を問われると「ビッグゲームをしたい。決勝トーナメントに進みたい」と即答した。抽選会後には早速、宿泊先で3時間超えのミーティングを実施。2大会ぶりの16強、その先にある史上初の8強へ、ハリル監督の視線は鋭さを増していた。(斎藤 成俊)

 ◆指揮官に聞く

 ―組み合わせを見て。

 「3チームはそれぞれ特徴のまったく違ったサッカーをする。いろいろタイプの違うサッカーに対して戦っていく準備をしないといけない。このグループが良かったかどうかは1次リーグを突破したときに初めて言えると思う」

 ―戦術や対策は。

 「まだです。これから選手がけがなく本大会を迎えてほしい。初戦の日程を考えると(開幕から)5日ほど準備する期間が増えたので、しっかりオーガナイズしたい。本大会まで代表として3回集まる期間がある。6月に(日本で)1試合やって、ヨーロッパで2試合をやるかなどしっかり計画したい」

 ―残り半年で大事なことは。

 「初戦のコロンビアに向けてどれだけ良い準備ができるか。5月末、6月と非常に大事な期間だ。最初の3試合に全力を注げるようチームをつくっていきたい」

 ―東アジアE―1選手権に向けて。

 「ハイパフォーマンスで臨んでほしい。世界のワールドサッカーが何を選手に求めるかは彼らも分かっていると思う。メンタル、フィジカル、戦術、技術も最低で100%が必要だ」

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