【U21】神戸育ちの藤谷、中国から元気届ける“アスリート魂”で準決勝進出導く 

スポーツ報知
練習中にシュートを放つ藤谷

◆U―23アジア選手権2018 ▽準々決勝 U21日本―U23ウズベキスタン(19日、中国・江陰スタジアム)

 【江陰(中国)17日=井上信太郎】U―21日本代表MF藤谷壮(20)=神戸=が“アスリート魂”で準決勝進出へ導く。19日の準々決勝・U―23ウズベキスタン戦に向けて調整。中盤サイドに位置する右ウィングバックは「また新しい気持ちで次の試合に臨みたい」と言い切った。

 50メートル5秒9のスピードは両親譲りだ。父・智之さんは三段跳び、母・美保子さんは短距離専門で、共に実業団の大阪ガスで活躍した。中学や高校の頃には父から直接指導を受け「足が流れていると言われて改善しました。だいぶ速くなったと思います」。持久力にも優れ、昨年5月のU―20W杯前に測定した身体能力テストでは、同代表の中でトップの数値をたたき出した。

 17日は95年に阪神大震災が発生した日。自身は97年生まれだが神戸で育った。「両親から当時の話は聞きますし、追悼式は行っていました。あの日があったことを忘れずにしたい」。中国からプレーで元気を届ける。

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