セネガル代表FWマネが日本を警戒「日本は難敵」

スポーツ報知

 6月に行われるサッカーのロシアW杯1次リーグで日本と対戦するセネガル代表FWサディオ・マネが11日、スポーツ報知の取材に応じた。「セネガルの至宝」とも呼ばれるアタッカーは「日本は難敵」とコメント。親善試合で過去に3回対戦し、2勝1分けと相性の良い相手を警戒した。

 16年から在籍するイングランド1部リバプールで、今季は19試合に出場し6得点。11日に行われた敵地でのサウサンプトン戦でも、2―0の勝利に貢献した。同試合後、マネに日本戦への意気込みを問うと「非情に困難な試合になると思う。本当にいいチームだ。しかし全力で戦って、是非勝ちたいと思っている。日本は難敵。持てる力を出し切るだけだ」と語った。

 マネは2011年にフランス1部のメツでプロデビューを果たし、12年ロンドン五輪に出場。ザルツブルク(オーストリア)、サウサンプトンを経て、16年リバプールに加入した。サウサンプトン時代の15年には、自慢のスピードも生かしてたったの3分弱でハットトリックをやってのけた。身体能力と潜在能力は底知れない。昨年12月に行われた欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ最終戦のスパルタク・モスクワ戦では2得点で7―0の勝利に貢献。今季も好調をキープしていると言っていい。

 日本とは『不思議な縁』もある。セネガルが悲願のW杯初出場を果たしたのが、2002年の日韓大会だった。開幕戦でフランスを破った勢いのまま、準々決勝に進出した。母国では一大フィーバーが巻き起こり、まるでお祭り騒ぎだった。当時まだ10歳だったマネも、快進撃の模様をテレビで観戦した。

 サウサンプトン時代には日本代表DF吉田麻也とともにプレーした経験もある。日本サッカーの印象については「ヨーロッパで活躍している選手も多い。かなりの数の日本人選手を知っている。いいチームで(ロシアW杯では)どんなことも可能だ」と語った。セネガルの絶対的エースは、油断するつもりは全くないようだ。

 W杯1次リーグで日本はH組に入り、日本時間の6月20日にコロンビア、25日にセネガル、28日にポーランドと対戦する。抽選会後、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は「非常に身体能力が高いチームで、2メートル近い選手(195センチのDFクリバリ)もいる」と、タレントぞろいのセネガルを警戒している。

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