長谷部「マリの個人技に完全にやられた」W杯に強い危機感

スポーツ報知
後半、マリの選手の突進を食い止める山口(中央=左は昌子、右は槙野)

◆サッカー国際親善試合 日本1―1マリ(23日・ベルギー・リエージュ)

 マリと引き分けに終わった日本代表のMF長谷部は「個々の能力も組織としても、修正しなければいけない点がたくさんある」と試合を振り返った。前半は16年6月以来の先発となった宇佐美が左サイドでチャンスをつくるなどゴールに迫る場面もあったが、前半44分にPKで失点。後半に入るとマリにペースを握られ、0―1のまま試合は終盤まで進んだ。しかし後半アディショナルタイム、途中出場のFW中島が同点ゴールを決め、辛くも同点に追いついた。

 何とか敗戦は免れたが、長谷部はW杯で対戦するセネガルを想定した試合で、アフリカ系選手が持つ独特のリズムやスピードに対応できなかった点を反省。「マリの個人技、そういうところにチームとしても個の局面でも完全にやられた。きょうの試合を見ても分かるように、このままでは(W杯では)厳しい戦いになる」と強い危機感を示していた。

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