【なでしこ】清水、アジア杯連覇誓う

スポーツ報知
中国との準決勝を前に練習する清水(中央)

 【アンマン(ヨルダン)16日=小又風花】FIFAランク11位で19年フランスW杯出場権を獲得した、なでしこジャパンは、17日(日本時間18日)の準決勝で同17位の中国と対戦。A代表デビューから約1か月半のDF清水梨紗(21)=日テレ=は、1次リーグ2試合フル出場で攻守とも存在感を示している。次なる目標としてアジア杯連覇を誓った。

 清水は2月末のアルガルベ杯オランダ戦でA代表デビュー。160センチ、47キロと細身ながら、体を張った粘り強い守備と運動量が持ち味だ。今大会は韓国戦とオーストラリア戦に右サイドバックでフル出場し、W杯出場権獲得に貢献した。

 オーストラリア戦後には、DFラインを組む4人がホテルの部屋で試合映像を見ながら約3時間もの“即席反省会”を実施。1つのシーンを5~6回見直すこともあり「(熊谷)紗希さんたちに支えられて、学びながらできている。自信もついてきたかな」と手応えを感じている。16日の公式会見では高倉麻子監督(49)も「守備が集中力を高める場面を防げるようになっている」と評価した。

 初優勝した14年ベトナム大会も準決勝は中国と戦い、延長戦のすえ2―1で勝利。決勝ではオーストラリアを1―0で下した。当時は17歳で、優勝の瞬間をテレビ観戦していた。「自分もあそこで試合がしたい、優勝カップを掲げたいと思って見ていた。アジアの1位を取りたい」。4年前の歓喜の再現まで、あと2勝だ。

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