西野新監督、疲労考慮し国内組に“リフレッシュ休暇”

スポーツ報知

 日本代表の西野朗新監督(63)は19日、都内で新体制発足後初のスタッフ会議を約2時間行った。5月21日からロシアW杯へ向けた国内合宿を開始。バヒド・ハリルホジッチ前監督(65)体制では全員でスタート予定だったが、国内組には疲労を考慮して、5月19、20日のリーグ戦後3日間の“リフレッシュ休暇”を与えることを決めた。

 西野流で日本代表が再出発する。西野監督はスタッフ会議後に「今後のスケジューリングや大まかな流れを決めた。国内組は(チームでの試合から合宿まで)最低3日は休ませたいな、と思う」と明言。国内組の選手には、合宿合流前に“リフレッシュ休暇”を与えることを明かした。

 海外組の今季リーグ最終節はほとんどが5月12、13日で、21日から始まる国内合宿まで約1週間の休暇がある。一方で国内組は、J1第15節が19日に3試合、20日に6試合が予定されている。ハリルホジッチ前監督は21日の合宿初日から全員を集めてのハードトレを予告していて、休暇なしで合流する選手が出る可能性があった。だが、西野監督は「19日に試合が終わる選手は(合流が)23日。20日の選手は24日」と、3日のオフで家族などと過ごす時間を設け、W杯へのエネルギーを蓄えさせる考えだ。国内合宿で検討していた練習試合も、コンディション的に「難しいかな、と思う」と、プランを変更した。

 今月27日前後からは、約10日間の予定で欧州視察をすることも明言。「基本的には(代表の)候補選手に会ったり試合を見たりする」と、MF香川真司(ドルトムント)、DF吉田麻也(サウサンプトン)らと会談するもようだ。

 27~28人が予定されるガーナ戦の日本代表メンバーは、5月18日に発表することも決定。最終的なW杯メンバー23人は31日に発表する考えを示した。ハリル体制では6月のオーストリア合宿で23人を決める予定だったため帰国する落選選手が出たが、その心配もなくなった。ガーナ戦後には一時解散し、6月1日の再集合まで再び自由時間が与えられる。選手の疲労をためずにリフレッシュし、史上初の8強入りを目指す。(恩田 諭)

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