西野監督、井手口を5・21合宿に呼ぶ

スポーツ報知
レオネサの試合を視察に訪れた西野監督(カメラ・金川 誉)

 【レオン(スペイン)29日=金川誉】日本代表の西野朗監督(63)が、スペイン2部レオネサMF井手口陽介(21)ら所属クラブで出場機会を失っている選手たちも、5月14日にFIFAへ提出する予備登録メンバー(35人)に加える方針であることが明らかになった。欧州視察中の指揮官は29日、ヘタフェMF柴崎岳と会談後に当地入り。レオネサ―コルドバ戦でベンチ外だった井手口と会談し「しっかり練習を積んで(W杯への)可能性を信じてやってほしいという話をしました」と明かした。

 井手口はW杯出場を決めた昨年8月のアジア最終予選オーストラリア戦で得点するなど存在感を示してきたが、1月の移籍後は5試合の出場のみ。前監督のバヒド・ハリルホジッチ氏は「クラブで出場しなければ呼ぶことはなくなる」と断言して3月の欧州遠征でも招集外とし、本大会出場が危ぶまれていた。

 だが西野監督は、井手口に加え柴崎、FW浅野拓磨(シュツットガルト)ら出場機会の少ない選手の見極めについて、前任者とは違う考えだ。「フィジカルは落ちていないと思う。試合勘は気になるが。(合宿に)集めてから、準備の段階でどれだけ上げられるか」と、約30人を呼ぶ見込みで5月21日から始まる代表候補合宿への招集を示唆した。その方針はMF香川真司(ドルトムント)やFW岡崎慎司(レスター)ら負傷で離脱中の選手も同様。候補合宿で状態を確認して、W杯行きの23人を決めることになりそうだ。

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