乾貴士、右太もも負傷で緊急帰国していた…西野ジャパンまたアクシデント

スポーツ報知
乾貴士

 ロシアW杯を目指す日本代表FW乾貴士(29)=スペイン1部エイバル=が右大腿(だいたい)四頭筋(太もも)の負傷で、19日朝にチームを離れ、緊急帰国したことが分かった。近日中に代表ドクターによる精密検査を受ける予定で、21日から始まる代表国内合宿への合流も不透明になった。W杯1次リーグ初戦のコロンビア戦(19日)まであと1か月。けが人が続出する西野ジャパンが、またもアクシデントに見舞われた。

 エイバルは19日「打撲によって右大腿四頭筋を負傷した」と発表。当初はリーグ最終節のAマドリード戦(20日)後に帰国する予定だったが、クラブ関係者は「W杯が近いこともあり、早めに日本代表スタッフに診てもらうことがベター」と試合を回避させた。国内合宿には25日から合流予定だったが、患部の状態を踏まえた上で判断することになりそうだ。

 18日にガーナ戦(30日・日産ス)に臨む代表メンバーを発表した西野監督は「外さざるを得なくなった」と、予備登録メンバーだったMF今野泰幸(35)=G大阪=とFW小林悠(30)=川崎=をけがのため選外にした。発表された27人も万全な選手ばかりではない。左足首に爆弾を抱えるMF香川真司(29)=ドルトムント=とFW岡崎慎司(32)=レスター=、左膝負傷明けのDF酒井宏樹(28)=マルセイユ=、右膝痛のMF三竿健斗(22)=鹿島=ら“計算”しきれない選手もいる。指揮官も「なかなかコロンビア戦に向けての絵が描けない」と頭を抱えていたが、W杯への不安要素がまた一つ増えた。

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