【鳥栖】新監督に鬼軍曹マガト氏を招聘へ ドイツで長谷部&内田指導

2015年11月5日5時0分  スポーツ報知

 鳥栖が来季の新監督にドイツ1部・バイエルンなどでリーグ優勝などタイトルを獲得したフェリックス・マガト氏(62)の招へいに動いていることが4日、分かった。鳥栖サイドはこの日までにドイツ国内で同氏に条件を提示し、返答を待つ状況だという。森下仁志監督(43)とは来季の契約を更新しない方針。従来の走り勝つスタイルを進化させるために、欧州屈指の名将に悲願の初タイトル獲得を託す。

 世界屈指の“鬼軍曹”がJリーグで指揮を執るかもしれない。鳥栖の関係者が、この日までにドイツ国内でマガト氏と面会したという。世界屈指の強豪・バイエルンなどでブンデスリーガを3度制した実績を持つ同氏に、クラブ側は数億円単位の年俸を用意。クラブが示せる最大限の誠意は準備しているという。

 今季の鳥栖はJ1第2S14位、年間総合順位でも12位(ともに4日現在)と低迷。就任1年目の森下監督の下で組織的にボールをつなぐようになった反面、本来のハードワークが影を潜めていた。クラブ側は若手指揮官とともにチームを成長させる方針を転換。原点回帰へ向け、考え得る最高の人材としてマガト氏に接触した。

 マガト氏は米国軍人を父に持ち、軍隊式のトレーニングを選手に課して徹底的に鍛え上げることで有名。鳥栖はシーズン前のキャンプでは3部練習を行い、市内の朝日山にある階段上りが伝統で、同氏との相性は良いはずだ。ヴォルフスブルク時代に日本代表MF長谷部、シャルケ04では同DF内田を指導。日本人の勤勉性も高く評価している。

 鳥栖は2期連続で赤字を計上したが、リーグへの経営上の定期的報告などで来季のJ1ライセンスが認められている。経営面で上向きの兆しが出てきた今、起死回生の一手を打った形となった。マガト氏の意向が確認でき次第、細部の条件など本格交渉に入るもようだが、世界的な名将招へいに成功すれば、悲願のタイトルも夢ではない。

 ◆フェリックス・マガト 1953年7月26日、ドイツ出身。62歳。西ドイツ代表MFで82、86年W杯準優勝。現役引退後、92年からドイツ1部の監督を歴任。軍隊式の猛練習で知られ2004、05年度バイエルン、08年度ヴォルフスブルクでリーグ優勝。シャルケ04で日本代表DF内田、ヴォルフスブルクで同MF長谷部やFW大久保を登用。13年度途中からプレミアリーグのフラムを指揮したが降格し、14年度途中に解任され、フリーに。

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