【浦和】悲願タイトルへクラブ史上初「全員残留」

2016年1月7日6時0分  スポーツ報知

 悲願のタイトル奪取へ、浦和が“全員残留”を決めたことが6日、分かった。この日までに今オフに契約が切れる全選手に契約延長をオファーし、合意に達した。昨季限りで現役を引退した元日本代表MF鈴木啓太(34)を除く全員が、新シーズンも浦和と契約を結ぶことが決定。シーズン後に引退以外の契約満了選手や移籍選手がいないのはクラブ史上初だ。

 選手の入れ替わりが激しいサッカー界では極めて珍しい決断だが、そのメリットは大きい。クラブ関係者は「継続性を大事にした」と説明した。2011年に15位と低迷したチームを再建すべく、12年にミハイロ・ペトロヴィッチ監督(58)が就任。初年度から55→58→62と順調に勝ち点を伸ばし、15年は惜しくもタイトルに手が届かなかったが、クラブ最多タイの72を積み上げた。来季5年目を迎える指揮官の下、勝ち点72を獲得したチームのベースを固め、戦術理解度を高めていくことで、さらなる向上を図る考えだ。

 一方で補強にも手を打った。この日、スロベニア代表DFブランコ・イリッチ(32)=カザフスタン・アスタナ=の獲得を発表。湘南から加入するU―23代表DF遠藤航(22)とともに、課題だったボランチとDFの補強を完了した。実戦機会の減少が予想される若手は、武者修行のために数選手が他クラブへ期限付き移籍となる見込みだ。昨季は広島と勝ち点2差の2位でチャンピオンシップ準決勝に臨み、G大阪に延長戦で敗れ年間3位。現有戦力の底上げに新戦力を加え、タイトルへの「あと一歩」の差を埋めていく。

 ◆プロ野球とJリーグの退団選手数 プロ野球は支配下登録の上限数が70人。毎年、ドラフトでの新人選手指名や外国人選手獲得のために枠を空ける必要があり、10人前後の退団者が出るのが一般的。Jリーグはトップチームの所属選手が30人前後。移籍の機会が限られるプロ野球に比べて入退団者の割合が多く、浦和は一昨年オフに7人が契約満了。今オフはJ3盛岡が1日で登録32人のほぼ半数にあたる15選手の契約満了を発表し、話題となった。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
国内サッカー
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ