【磐田】斉藤、ループ弾&守備力で母校先輩の名波監督に猛アピール

2016年1月19日6時0分  スポーツ報知

 J1ジュビロ磐田が18日、今季初めて実戦形式の練習を行い、清水商高(現清水桜が丘高)出身で熊本から加入1年目のFW斉藤和樹(27)が“移籍後初ゴール”。持ち味の前線での守備からの得点で存在感を見せ、母校の先輩でもある名波浩監督(43)に存在をアピールした。

 チャンスを見逃さなかった。12対12の変則での紅白戦。斉藤は相手守備ラインでの横パスに狙いを定め、一気にスピードアップ。ボールを奪うと敵GKを見て、技ありのループシュートを決めた。「持ち味である前線の守備から点を取れてよかったです」。チーム“今季初得点”こそFW中村祐輝(28)にゆずったが、移籍1年目のFWが結果を残した。

 清水商の先輩・名波監督も期待した形だった。「ハードワークができる。J2でもファウルが1番多いくらいだが、それは汚いファウルではない。ボールに行っているから。あれだけ体を張れるアタッカーはなかなかいない」と以前から指揮官は話していた。言葉通り、前から猟犬のようにボールを追い得点につなげた。

 この守備力、そして球際の強さは異色の経歴から来ている。高校1年ではセンターバック、2年ではサイドバックと最終ラインでプレー。高3からサイドハーフになり、本格的にFWを始めたのは中京大に入ってからだ。遅咲きのストライカーは、他の選手にはない強みをいかし、昨季J2で12ゴールあげ、地元・静岡に帰ってきた。

 実は名波監督から2年連続で獲得オファーを受けていた。1回目は実現ならなかったが、2回目の今回で磐田入り。「俺が2回追うのは珍しいからね」と話す指揮官が熱望し契約にこぎつけた。「攻撃でも守備でも積極的にやっていきたい。がんばります」と斉藤。その献身性で攻守で、欠かせない存在になる。(下河原 基弘)

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