【磐田】名波監督、テーマは「忠誠心と犠牲心」“絆キャンプ”開始

2016年1月28日6時0分  スポーツ報知

 J1ジュビロ磐田が27日、鹿児島キャンプを開始した。西日本を襲った記録的な寒波による大雪の影響で、当初の予定より2日遅れるという異例のキャンプインとなったが、会場の鴨池陸上競技場には雪もなく順調にスタートを切った。集団生活で絆を深め、昨年同様、チームの和を武器にJ1での戦いに挑む。

 暖かな日差しが降り注ぐ中、キャンプをスタートさせた磐田イレブン。静岡から航空機で移動後すぐの練習だったが、選手たちの表情は明るかった。気温も15度近くまで上がり、緑のきれいな芝の上で約1時間、汗を流した。2日、日程がずれたが、「全然大丈夫」とMF小林祐希(23)。DF藤田義明(33)も「雪もなく素晴らしいグラウンドでやれていいです」と、笑顔を見せた。

 昨年のキャンプは、1日で約20キロを走る厳しいトレーニングを積んだにも関わらず、負傷者をほとんど出さずに乗り切った。それがチームの基礎となり、昇格につながった。

 名波ジュビロにとって、キャンプは重要な土台作りの場。競技場の積雪が約15センチになるほど、雪と寒さで大荒れだった現地入りを延期し、静岡にとどまったことでスムーズなキャンプインに成功した。「これから、けが人をなるべく出さない繊細な作業が始まるよ」と名波浩監督(43)は、明るい表情で先を見据えた。

 加えて、体力作りや戦術強化にも劣らない重要な“ミッション”もキャンプで行う。「寝食をともにして仲間意識を高め、忠誠心と犠牲心を持つのがテーマ」と指揮官。昨年は抜群のまとまりでJ1復帰を勝ち取った。人間性を見極めた上で新戦力を獲得したとは言え、チームの4分の1、8人が今年からの選手。「食事会場とかバス移動とか、練習の何気ない風景とかから何かが生まれるよね」と名波監督。ホテル生活では基本的に決まりを作らず活発な交流を促す。

 28日からは雨が降る予報が出ているが、気温は高く当然雪の心配もない。南国で体も絆も強くして、J1を戦う。(下河原 基弘)

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