【仙台】主将は今年も富田「もう1年お願いします」監督へ自ら志願

2016年2月6日6時0分  スポーツ報知

 宮崎・延岡市でキャンプ中のJ1ベガルタ仙台は5日、今季の主将にMF富田晋伍(29)、副主将にDF石川直樹(30)、DF渡部博文(28)、DF平岡康裕(29)が就任すると発表した。

 2年連続の就任となった富田は「去年は自分の力のなさや、チームの結果に納得できなかった」と自ら立候補して続投を志願。仙台一筋の入団12年目ボランチは、昨季年間14位からの逆襲に燃えている。

 一つ一つの言葉に決意を込めて、富田が意気込みを語った。「去年は初めてキャプテンをやらせてもらって、自分で考え過ぎてしまった。今年は『自分一人で』と考えずに周りにも任せれば、プレーにも集中できるかなと思います」。主将としても、一人のプレーヤーとしても納得できなかった昨シーズンから、少し肩の力を抜いて新たな戦いに臨むつもりだ。

 渡辺晋監督(42)から続投要請を受けたのは、先月20日のチーム始動日よりも前だった。「『今年もやります』と言ってくれるのを待ってるぞ、と伝えました。誰よりも負けず嫌いで、勝利への執念もあるサッカー小僧。チームでは一番(適任)だと思う」。指揮官の人選に迷いはなかった。

 富田自身は、昨季は初の重責に自分よりもチームのことばかりを考えてしまい、選手として最高のパフォーマンスを発揮できなかったという。その悔しさを払拭するため、もう1年同じ立場で奮闘する選択肢を選んだ。決断をしたのは、鹿児島キャンプ最終日だった今月2日。「もう1年お願いします」。主将を続けたいと、監督へ自ら志願した。

 富田は大声を張り上げてチームを鼓舞する、いわゆる“闘将”ではない。黙々と誰よりも走り続け、背中で語るタイプのキャプテンだ。それでも「今チーム内で声が少ないのは感じている。自分たちが引っ張って行かなきゃいけないとは感じています」と多少のモデルチェンジも検討中だ。2年連続全34試合出場の鉄人は、新たな一面を見せながらプロ12年目のシーズンを走り出す。(鈴木 文人)

 ◆富田 晋伍(とみた・しんご)1986年6月20日、栃木県生まれ。29歳。東京Vユースから2005年に同ユース時代の恩師でもある都並敏史監督(当時)の誘いでJ2仙台入り。同年の開幕戦は高卒新人としてクラブ史上初の開幕スタメン出場を果たす。J1通算186試合に出場し3得点。J2通算109試合で1得点。169センチ、65キロ。家族は妻と1女。

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