【仙台】プロ17年目、チーム最年長・野沢がFW転向に挑戦

2016年2月12日6時0分  スポーツ報知

 J1ベガルタ仙台MF野沢拓也(34)はプロ17年目となる今季、FW転向に挑戦する。チーム一と言われる野沢の技術とセンスの高さを、よりゴールの近くで発揮して得点へつなげるための配置転換で、渡辺晋監督(42)もすでに、野沢をFW一本で起用することを明言。12日に行われるJ1甲府との練習試合にも、FWとしての出場が見込まれる。

 「(トップは)ボールが多く来るし、そこで気を使ったプレーというのを求められていると思う」。11日、延岡キャンプ8日目を迎え、約1時間15分のトレーニングを行ったベガルタ。野沢は改めて意欲を口にした。渡辺監督も「我々の想像もできないようなイマジネーションあふれるプレーを期待している。彼のストロングポイントはそういう部分」と、得点力不足解消の切り札へ、日本屈指のファンタジスタに期待をかけている。

 1日の東海大熊本戦、8日のJ2群馬戦でも、野沢は2トップの一角として練習試合に出場。いずれもノーゴールだったが「もっとシュートを打つことを意識しないといけない。FWは仕事が多くて楽しい。キツいけどね」と、充実の表情を浮かべていた。

 8月に35歳となるベテランは今季、ベガルタの最年長選手となった。「チームの調子が悪い時に、自分がどういうプレーができるか。そういう事を考えながらやる年」と、精神的支柱としての自覚も十分だ。

 鹿島時代にFW起用自体は経験しているが、仙台では主にサイドMFとして出場してきた。昨季は29試合に出場して4得点だった。最前列でも、がむしゃらにゴールだけを狙うのではなく「サッカーは個人じゃなく団体競技。(2トップの)相方を生かすことを考えたり、チームが勝つために何をしたらいいのか」と、『フォア・ザ・チーム』の精神で新境地に挑む。(鈴木 文人)

 ◆野沢 拓也(のざわ・たくや)1981年8月12日、茨城・笠間市生まれ。34歳。ジュニアユースから鹿島ひと筋で、ユース時代の99年4月10日、京都戦でJリーグ初出場。2000年にトップ昇格。足の舟状骨炎症で血行障害を起こすケーラー病などで伸び悩んだが、05年から主力に定着。06年には日本代表に初選出された。12年に神戸へ移籍も、13年に再び鹿島へ復帰。14年8月に仙台入りした。J1通算363試合66得点。176センチ、70キロ。

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