【札幌】福森、完全移籍弾も…24戦ぶりホーム黒星

2016年10月23日8時0分  スポーツ報知
  • 今季初めてホームで敗れ、天を仰ぐDF福森
  • ドリブルで前線へ攻め上がるDF福森(左)

 ◆明治安田生命J2リーグ第37節 札幌1―2東京V(22日・札幌ドーム)

 北海道コンサドーレ札幌DF福森晃斗(23)が、名実とも札幌の人になる。期限付き移籍先のJ1川崎から、来季、札幌に完全移籍することが22日、分かった。J1浦和からもオファーが届いていたが、断りを入れ、札幌で更なる成長を図る事を決断。同日の東京V戦は1―2とホームで24試合ぶりに敗戦を喫したが、後半32分に利き足の左で一矢を報いるFKを決めた。首位の原動力となってきたキッカーは2017年も札幌で、勝利に貢献していく。

 自信があった。後半32分、ゴール正面22メートルからのFK。福森の頭には、ネットを揺らすシーンが思い描かれていた。「壁を自分から見て右側に作ってきたので。見た瞬間、決められるだろうなと」。イメージ通りに左足を振り抜きカーブをかけた弾道は、直接、ゴールに吸い込まれた。今季3点目で反撃ムードを作り、最後まで勝利への執念をみせた。

 ホームで喫した今季初黒星。不敗は23で止まり、J2新記録樹立はならなかった。勝ち点上積みはできず、福森は「ゴールで試合を決めた訳じゃない。全然、満足していない」と険しい表情。ただ、試合後にサポーターから激励のコールがかかった事に「負けてもあれだけ声をかけてくれるチームは他にない」と口にした。その気持ちが、1つの決断に至った。

 J1川崎からの期限付き移籍2年目。来季は札幌に完全移籍する事を、この日までに決めた。川崎の意向を確認し、移籍への支障がないと判断した札幌からは、8月に正式オファーが届いた。交渉を重ねる間に浦和も興味を示し、今月上旬、都内でペトロヴィッチ監督とも会った。それでも「札幌の選手としてJ1で戦いたい」と浦和には断りを入れ、「大好きな札幌」に残留と返答した。

 高い精度の左足を武器とし、セットプレーで欠かせない存在となってきた。首位に立つ一因でもあるキックを、来季も札幌で見せることになる。「1試合1試合100%で戦えば、昇格できる」。その言葉を次戦から形とし、J1切符をつかみ取る。(砂田 秀人)

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