【F東京】味スタが2か月使えない…19年ラグビーW杯期間中、代替競技場探し難航中

2016年10月27日6時0分  スポーツ報知

 Jリーグに“19年ラグビーW杯問題”が浮上していることが26日、分かった。19年9月20日から11月3日まで日本各地で行われるW杯では、12会場のうち8会場がJクラブの本拠地。特に開幕戦などが行われるメイン会場の味の素スタジアム(W杯での名称は東京スタジアム)を本拠とするF東京と東京Vは、2か月近く使用できない見込みだ。当初予定されていた新国立競技場の建設が遅れた余波を受け、代替競技場探しも難航している。

 東京を本拠地にする2クラブが、思わぬ難題に直面した。東京スタジアムでは19年9月20日のW杯開幕戦開催が決まっているが、ラグビー関係者によると10月下旬の準決勝か11月上旬の3位決定戦の会場になる可能性も浮上していることが判明した。

 ラグビーとサッカーではピッチの規格が異なる上に芝の長さも違う。サッカーは25ミリ前後が多いが、ラグビーは35ミリ前後が一般的。またラグビーは芝が荒れるため、大会終了後も1週間は芝の回復期間を設ける必要がある。スタジアム関係者は「準決勝で使用されれば(F東京と東京Vは)2か月近くは使えないことになると思う」と話す。W杯日本大会組織委員会は昨年9月、新国立競技場の代替地として開幕戦を東京スタジアムで行うと発表。F東京側はこの報道で初めて知ったという。

 W杯が行われる12会場のうち8会場がJクラブの本拠地だが、半数は代替スタジアムがある。横浜Mは決勝などが行われるメイン会場の日産スタジアムを本拠とするが、今季はニッパツ三ツ沢球技場でも3試合開催。札幌ドームが本拠地の札幌も、2試合を札幌厚別で行っている。

 F東京はこれまで本拠が使えない場合に国立競技場を使用していたが、すでに解体されている。今季のF東京の平均観客数はリーグ3位の2万4214人。駒沢陸上競技場(2万10人収容)はナイター設備がなく、周辺の渋滞問題などもあり現実的に開催は厳しい。

 今季の日程と同様だった場合、F東京は5試合(ルヴァン杯含む)、東京Vも5試合が使えない計算になり、リーグが佳境を迎える終盤で大きなハンデとなる。F東京は川崎の本拠である等々力陸上競技場(2万7495人収容)を借りる案も検討しているが、全てを補うのは不可能だ。

 今後はW杯のプレ大会や20年東京五輪の会場としても使用できない期間が多くなる。F東京は将来的な新スタジアム構想を視野に入れているが、19年までに建設するのは不可能。Jリーグも含めて解決策を検討していくことになる。

 ◆東京五輪による神宮球場の使用中止問題 東京五輪開催前後の20年7月1日から9月20日ごろまでの約80日間、神宮球場はVIP待機スペースとなるため使用中止で基本合意。夏の高校野球東西東京大会は隣県での開催が検討されている。横浜スタジアムも追加種目となった野球・ソフトボールの主会場となる予定で、高校野球神奈川大会への影響が懸念されている。

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