【金沢】自力で残留だ!首位・札幌と執念ドロー自動降格回避 J2・J3入れ替え戦

2016年11月21日6時0分  スポーツ報知
  • 「全員の力 心はひとつ!」の横断幕が掲げられた中で戦った金沢イレブンは引き分けに終わった
  • 前半、試合を見つめる金沢・森下監督(左から2人目)

 ◆明治安田生命J2リーグ最終節 札幌0―0金沢(20日・札幌ドーム)

 ツエーゲン金沢は、首位の札幌にアウェーで0―0で引き分け、最下位から21位に浮上した。J3自動降格を回避し、J3で2位となった栃木とのJ2・J3入れ替え戦出場が決まった。3万人超の大観衆の中、得点は奪えなかったものの、無失点に抑え、J2残留を自力で決められる立場となった。入れ替え戦第1戦は、27日に敵地の栃木グリーンスタジアムで、12月4日の第2戦は富山県総合運動公園陸上競技場で行われる。

 敵地でしぶとく勝ち点1をもぎ取った。金沢が最下位で迎えた最終戦で相手は首位の札幌。3万人を超す完全アウェーの中、引き分けた。J2・J3入れ替え戦出場となる21位に浮上し、主将のDF作田裕次(28)は「首の皮が一枚つながりました」と素直な気持ちを明かした。

 先制点を奪われないことに重点を置き、試合に臨んだ。0―0で迎えた終盤。勝ち点で並んでいた21位・北九州が負けていることなどのライバルの動向が交代選手によって、ピッチ内の選手たちに伝えられた。残りの時間はさらに集中力を高めていった。

 試合前の控室では、緊張している選手もいた。だが、横浜Mでも大観衆を経験しているMF熊谷アンドリュー(23)は「わざと声をやたら出しました」とイレブンを和ませた。ゲームキャプテンのFW山崎雅人(34)は、ゲームが動くことが予想された後半にベンチの指示が聞こえやすいよう、試合前のコイントスで陣地を変更するなど工夫を施した。

 この日の観客席には、サポーターが寄せ書きをした「全員の力 心はひとつ!」の横断幕があった。15日からクラブハウスの防球ネットに掲げられていたものだ。18日にサポーターの手に返される前に、MF山藤健太(30)やMF星野有亮(24)らベンチ外の選手も自らの思いを記した。

 熊谷は「(ここまで)ふがいなかった」と振り返るように、21位は満足できる結果ではない。それでも、自力でJ2残留を決められる立場となり、「2試合勝つつもりでやりたい」と背番号10。MF大槻優平(28)も、「これで(栃木に)負けたら意味がない」と力を込めた。残り2戦。しっかりと勝ちきり、「J2残留」の今季の目標を達成する。(古川 浩司)

  • 楽天SocialNewsに投稿!
国内サッカー
今日のスポーツ報知(東京版)