筑波大、8―0完勝で日本一!白血病の前主将、新潟・早川に吉報

2016年12月19日6時0分  スポーツ報知
  • 試合後、病床の前主将で新潟DFの早川の応援歌を歌い上げる筑波大イレブン

 ◆サッカー全日本大学選手権 ▽決勝 筑波大8―0日体大(18日・浦和駒場スタジアム)

 関東第2代表の筑波大が関東第3代表の日体大を8―0で下し、2002、03年大会の連覇以来13年ぶり9度目の優勝を果たした。大会MVPと得点王をダブル受賞したFW中野誠也(3年)がハットトリック。創部120周年の節目の年に2部リーグから昇格1年目で快挙を成し遂げ、前主将で急性白血病で療養中のJ1新潟DF早川史哉(22)に日本一の吉報を届けた。

 優勝インタビューを受けていた筑波大の小井土正亮監督(38)は突如「ひとつだけいいですか」と切り出した。「新潟にいる仲間が闘っています。彼の思いを受け止めながら、我々も一緒に戦いました。ぜひ早川史哉を応援してもらいたい」。病に倒れた前主将への支援を呼びかけた。

 今年6月、早川が「急性白血病」であることが判明した。蹴球部はすぐに「早川史哉応援基金口座」を開設。試合会場で募金活動を行い続け、試合ごとに約5万円の寄付金を集めた。

 準決勝の前日、早川からチームにビデオレターが届いた。「大学サッカーを牽引(けんいん)できる存在になれると、俺は信じている」。入院中の病院内で撮影されたものだった。主将の座を継いだFW高柳昂平(4年)は決勝前夜の17日「日本一になるので見ていてください」「頼んだぞ」とメールを交わした。

 試合後、選手たちは「早川史哉、アーレアレ!」と病床の前主将に届けとばかりに大声で歌った。その3時間後、早川はSNSを更新。「強くたくましい後輩たちを本当に誇りに思います。1年間常にパワーをくれた蹴球部には感謝しかありません」と書きつづった。(岡島 智哉)

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