【Jリーグ】ダ・ゾーン配信“開幕”…大トラブルなしも映像止まり一部サポから不満も

2017年2月25日18時27分  スポーツ報知
  • 開幕戦に臨んだ横浜M・浦和

 明治安田生命J1リーグが25日開幕し、各地で8試合が行われた。この日はJリーグ中継がインターネット・ストリーミング配信サービス「ダ・ゾーン(DAZN)」に代わった初日。サーバー負荷などが心配された。全試合の全面的な配信ストップなどのトラブルはなく無難なスタートだったが、一部では「映像が止まった」などの声も相次いだ。一方、試合前のロッカールーム映像や、試合終了直後にピッチ上にカメラが入って選手の表情をとらえた試みには高い評価が上がっていた。

 「ダ・ゾーン」でJリーグを視聴するにはスマホやパソコンのほか、テレビで視聴するにはスマホやPCをHDMIケーブルで接続または「Amazon Fire TV」「Amazon Fire TV Stick」などを利用する必要がある。

 映像はこれまでは電波状況に影響されるため豪雨時に映らないことがあったが、鮮明さには大きな差がなかった。ところが今回のストリーミング配信では、回線状況や機器の処理能力に左右されるため、鮮明に見られる場合もあれば「画質が落ちる」「カクカクする」といった声もTwitter上などで見られた。

 サーバーへのアクセスが集中したと思われるC大阪―磐田、大宮―川崎戦では、それまでは視聴できていた「止まった」「勝手に巻き戻された」など不満の声が巻いた。

 「DAZN」のヘルプ・ツイッターアカウントは「現在繋がりにくい状況が続いております。現在復旧に向けて改善に努めております。ご視聴をお楽しみのところ大変申し訳ございません。今しばらくお待ちください。」「ご視聴をお楽しみのところご不便をお掛けして誠に申し訳ございません。少しでも早く快適なご視聴がいただけるよう改善に努めさせていただいております。重ねてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません」と謝罪のツイートも発信した。

 ストリーミング配信の特徴として、実際よりも数十秒から数分のタイムラグが発生してしまう。そのためTwitterなどで情報発信&収集しながら視聴していると、映像が流れてくるよりも先に得点経過を知ってしまう“ネタバレ”に驚く声も多く見られた。

 電源スイッチを入れてチャンネルを合わせるだけのテレビとは異なり、ストリーミング配信の特徴を理解した上で最適な機器設定を行うには、多少のITスキルも必要と思われる。「パソコンはよくわからない」という層や高齢者には、正直ハードルが高い。さらにスマホ視聴の場合、相当なパケットを消費するため“パケ死”する場面も想定される。

 また安定した配信のため「ダ・ゾーン」を運営するパフォーム社も、場合によってはサーバー増強やCDNの帯域を広げるなどの対応を迫られる可能性もある。

 サポーターは長年「スカパー!」で安定して見られる環境だった。それが今回、映像が止まった場合、配信元(パフォーム社側)の問題なのか、受信者側(端末、通信環境)なのか、即座に切り分けが難しい。それだけに「有料サービスで止まるのは許さない」などと強硬な声も目に付く。ストリーミング配信に慣れるまで、今後もしばらくは様々な意見が相次ぎそうだ。

 Jリーグは昨年までは「スカパー!」が独占放映権を握っていたが、「ダ・ゾーン」を運営する英パフォームグループが10年2100億円という巨額契約を結んだ。

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