ラモス退院会見「亡くなった妻のおかげ…来月に孫、女の子が生まれてくる」

2017年3月2日13時28分  スポーツ報知
  • 会見したラモス瑠偉は裸足になりボールでバランスを取って見せ元気な姿を見せた

 昨年12月29日に脳梗塞と診断されて入院し、2月14日に退院した元日本代表MFで、元J2岐阜監督のラモス瑠偉氏(60)が2日、都内で退院及び復帰会見を行った。発症後3か月は少なくとも休養が必要なため、4月1日から仕事に復帰することなどを報告。4月に初孫が生まれる予定であることも明かした。

 しっかりとした足取りで、今年初めて公の場に姿を見せたラモス氏は「おはようございます。ラモスです。みなさんお騒がせして、心配かけて申し訳ありませんでした。この通り元気です。足腰が元気です。照れくさくて…。1曲でも歌おうか」とジョークを交えてあいさつ。場を和ませると、自らの口で倒れた当時の様子から現在までを丁寧に説明したが、途中、「私は神様を信じてるから、死ぬのは怖くないけど、二度と妻、娘、息子に会えないのがつらかった」と声を詰まらせ、涙を浮かべる場面もあった。

 異変が起きたのは12月29日の朝7時頃だった。夫人がすぐに救急車を呼び、都内の病院で検査をしたところ、右中大脳動脈に脳梗塞が見つかった。当初は「珍しくマイナスなことしか考えなかった」と弱気になることもあったというが、「みなさんの前でこういう姿を見せたいし、仕事したいしサッカーやりたい」と1月6日からリハビリを開始。同24日にリハビリテーション施設に転院。「走って家に帰りたい」という目標を掲げて1日3時間のリハビリを行い、2月14日に退院を迎えた。

 驚異的な回復を見せたラモス氏は会見の最中、国内外からの励ましのメッセージが届いたことなどに「自分の力だけで乗り越えられたわけじゃない」と何度も周囲への感謝を口にした。

 そして、何よりも大きかったのが家族の支えだ。「神様がまだまだ世の中に役に立てる、宿命が終わってないと言ってくれたんじゃないか。ベッドから起こされたのは亡くなった妻(初音夫人)じゃないかな。あのまま寝てれば、死んでいたかもしれない。ここまで来られたのは初音ちゃんのおかげ。初音ちゃんが亡くなった後、娘がいなかったら、とんでもない男になったんじゃないか。そして今回の恩人が現在の妻(俊子夫人)の判断。来月に孫、女の子が生まれてくる。恵まれてるんです、女性に」としみじみと語った。

 今後もリハビリは続くが、復帰後に向けて「神様がチャンスを与えてくれたから。日本の子どもたちに、夢をあきらめないというテーマで、色んな話しをしていきたい。サッカーの楽しさ、厳しさを伝えながら、監督としてもピッチに立ちたい。日本のサッカーのために役に立ちたい。人のために生きたい。地獄を2回見た男、はい上がります」と熱い気持ちを語ったラモス氏。「80歳まで生きて、まだほえるで!」と元気な姿を見せ続けることを誓った。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
国内サッカー
今日のスポーツ報知(東京版)
報知ブログ(最新更新分)一覧へ