【清水】“鬼門”アウェー柏戦で9年ぶり勝利!

2017年4月9日7時0分  スポーツ報知

 ◆明治安田生命J1リーグ 第6節 柏0―2清水(8日・日立柏サッカー場)

 清水エスパルスは柏を2―0で下し、連敗を2で止めた。日立柏サッカー場で勝利するのは08年4月以来9年ぶり。後半20分、MF村田和哉(28)の突破から最後はFW鄭大世(33)が左足で押し込んで先制。同ロスタイムにFWミッチェル・デューク(26)が今季1号で突き放した。2試合ぶりに復帰したDF角田誠(33)は3試合ぶりの完封に貢献した。

 角田にとってJ1通算326試合目は、いつもと違う意味があった。勝利後の観客席へのあいさつでは「いつもより長めに頭を下げました」。表情に安堵(あんど)感がにじんだ。

 1点リードの後半ロスタイム2分から野津田に代わってボランチで出場。直後、自身のクリアが起点となり、デュークがダメ押し弾を決めた。「狙ってないですけどね。ただ、あのポジションを取れたのは俺の特長だから」。出場時間は2分弱。それでも「チームが勝てて良かった」と満足だった。

 3月18日の鹿島戦で相手に中指を立てる挑発行為を行い、1試合出場自粛など処分を受けた。クラブを通じて謝罪したが、自分を簡単に許せなかった。「地獄のように落ち込んでいた」とテセ。主将は「ごめんね」と頭を下げてきた角田に対し「しっかり謝って処分も受けた。引きずって消極的なプレーはするな」と励ましたという。

 開幕からベンチスタートが続いていた村田も立役者となった。「(先月の)ルヴァンの時もそうだったから、相手の運動量は60、70分で落ちるのは分かっていた」。後半20分。右サイドを切り裂き、ゴール前に送ったボールがDFに当たった所をテセが左足で放り込んだ。「(先発でなくても)焦りはない」。練習の合間には酸素カプセルに通う。日頃から準備で手抜きせず、与えられたチャンスをものにした。

 シュート数は6―16。劣勢の中、交代がはまった小林伸二監督(56)は「うまくいった」と笑顔。オレンジ軍団が息を吹き返した。(武藤 瑞基)

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