【札幌】小野、コンサ敵地初勝利へ新潟・呂比須新監督を警戒

2017年5月19日8時0分  スポーツ報知
  • トラップするMF小野(右)
  • 1998年6月26日、日本―ジャマイカ戦にそろって途中出場した小野(左)と呂比須

 J1北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(37)が、ともにW杯舞台に立った先輩との対戦を心待ちにした。札幌は18日、アウェー・新潟戦(20日、デンカS)に向け、宮の沢で紅白戦を行った。後半から主力組に入った小野は、1998年、新潟の呂比須ワグナー新監督(48)とともに、日本代表としてフランスW杯に出場。ジャマイカ戦で同時にピッチに立った先輩と、選手と指揮官として初対戦となるが、小野はアウェー初勝利だけを狙いに定めていく。

優しく日本的 初のW杯出場から19年。選手と監督として迎える初対戦へ、小野が気持ちを高ぶらせた。日本代表としてフランス大会をともに戦った呂比須監督が率いる新潟戦を2日後に控えた18日、小野は「楽しみにしてます」と頬を緩め、心境を口にした。ただ、試合の話になると、表情は一変した。「しっかりアウェーで勝てるようにやりたい」と、敵地6戦目での初勝利だけを見据えた。

16年ぶり対戦 18歳で出場したフランスW杯。デビューを飾ったジャマイカ戦で一緒にピッチに立った呂比須氏を、小野は「めちゃめちゃ優しくて、その優しさも日本的なところを持っている人」と表した。当時は「自分は入りたてだったので」と気軽に接することはできなかったが、最年少の小野にもしてくれた気遣いを忘れてはいない。その大先輩との「対戦」は、小野が浦和、呂比須氏がF東京に所属した、2001年4月14日以来となる。その試合で同点弾を決められ、1―3で敗れた屈辱を、16年ぶりに晴らす時とする。

 最下位の新潟だが、“呂比須効果”に警戒を緩めない。小野は「新しい監督になって、チームがガラッと変わることは多いから」と、指揮官の途中交代が刺激となる可能性に言及した。ただ、目標の残留へ、ライバルとの直接対決を落とす訳にはいかない。14日のG大阪戦でホーム初黒星を屈したが「誰も気に止めていない」と小野は影響がないことを強調。「いい準備をしてきたので」と2戦ぶり勝利へ自信を見せた。

今度こそ勝つ 股(こ)関節痛から復帰した4月2日の甲府戦から、小野が出場した5試合は2引き分け3敗とまだ勝ちがない。明日、新潟をたたき、敵地での白星なしに終止符を打ち、自身も心からの歓喜を味わう。(砂田 秀人)

 ◆1998年フランスW杯・日本―ジャマイカ戦

 6月26日、リヨンで対戦。ともに2敗と決勝トーナメント進出の可能性が絶たれ、初勝利をかけた戦いとなった。日本は前半39分と後半9分にMFウィットモアにゴールを決められ、リードを許す。劣勢の状況に後半14分、FW呂比須がDF小村に代わりピッチへ。期待に応え、同29分、左クロスを呂比須が頭で折り返したボールをFW中山が右足で決め、日本がW杯初得点を挙げた。小野は後半34分からMF名波に代わって投入され、反撃を試みたが、日本は1―2で敗れた。

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