【横浜M】中沢、139戦フル出場!フィールドプレーヤー最多タイ

2017年6月26日6時0分  スポーツ報知
  • 大記録を達成した横浜M・中沢(右)は、斎藤(右から2人目)らイレブンと一緒にサポーターにあいさつした(カメラ・杉山 彰一)

 ◆明治安田生命J1リーグ 第16節 横浜M2―0神戸(25日・日産スタジアム)

 横浜Mの元日本代表DF中沢佑二(39)が神戸戦にフル出場し、浦和MF阿部勇樹(35)が持つフィールドプレーヤー連続フル出場記録の139試合に並んだ。チームも2―0で勝利し、3戦連続完封で4連勝を飾った。柏は札幌を2―1で下し、ホーム5連勝。暫定首位を守った。ドイツ1部フランクフルトに完全移籍する鳥栖MF鎌田大地(20)は先制点をアシストし、鳥栖でのラストゲームを白星で締めくくった。

 139試合連続で終了のホイッスルをピッチ上で聞いたDF中沢は、小さく両拳を握った。次々と駆け寄ってくる仲間とハイタッチ。J記録は鹿島GK曽ケ端準(37)の244試合だが、フィールドプレーヤーでは歴代最多タイの連続フルタイム出場記録。チーム最年長の39歳は、今季初の4連勝と3戦連続無失点で自らの偉業に花を添えた。

 ゴール前で圧巻の存在感を見せた。相手に鋭く寄せ、万全の態勢でシュートを打たせない。後半12分にはあわや失点の場面で、体勢をのけぞらせながらクロスを頭でクリア。「90分通して高いパフォーマンスを続けること。それが自分がピッチに立っている意味だから。経験とかじゃない」

 この139試合の間、イエローカードはわずか2枚。フェアプレーも鉄人の持ち味だ。昨季までの同僚で代表でも盟友だった磐田MF中村俊輔(39)は「ぶれないよね。何があっても自分のプレーに集中している。止めても評価されない、日が当たらないポジションだけどぶれずにプレーしている」と評する。

 中沢がチームの若手選手を集めて行われる食事会・通称「佑二さん会」が定期的に行われている。一回り以上年の離れた若手の愚痴や不満を受け止める。居残り練習の大切さを説く。夕食時に行われる際は、決まって午後5時スタート。翌日の午前練習に、しっかりと消化した状態で臨むためだ。衰え知らずの鉄人は自らの背中で一流の極意を後輩たちに伝えている。

 次節の大宮戦(7月1日、NACK)で歴代トップとなる前人未到の140試合連続先発のピッチに立つ。「まだ何とも言えないね。今年1年振り返った時に喜べればいいんじゃないかな」と話した中沢が取材エリアに現れたのは、最も早かった選手の1時間20分後。その間、ストレッチや温水と冷水の交代浴などでアフターケアを入念に行っていた。鉄人の次なる戦いへの準備はもう始まっていた。(岡島 智哉)

 ◆中沢 佑二(なかざわ・ゆうじ)1978年2月25日、埼玉県吉川町(現吉川市)生まれ。39歳。三郷工技術高卒業後の96年にブラジルにサッカー留学。98年に帰国し、V川崎(現・東京V)に練習生として参加。99年にプロ契約を結び、同年に新人王獲得。00年シドニー五輪出場。02年に横浜M加入。J1通算553試合35得点。国際Aマッチ110試合出場17得点。06年ドイツW杯、10年南アW杯出場。187センチ、78キロ。

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