【川崎】鹿島の独走に待った…3―1で破り、首位争いに名乗り

2017年8月14日6時0分  スポーツ報知
  • 後半27分、チーム3点目となるゴールを決め喜ぶ川崎・家長(左)(カメラ・清水 武)

 ◆明治安田生命J1リーグ 第22節 川崎3―1鹿島(13日・等々力陸上競技場)

 川崎が首位の鹿島を3―1で破り、首位争いに名乗りを上げた。前半ロスタイムにオウンゴールで先制すると、後半1分にMF阿部浩之(28)、同27分に家長昭博(31)が加点。就任から9試合負けなしだった鹿島の大岩剛監督(45)に土をつけ、相手のアウェーでの不敗記録を10試合で止めた。3

 鹿島の独走に「待った」をかけた。2点リードの後半27分。川崎のMF家長は、ドリブルでペナルティーエリア内に進入した。「イメージはできていた」。丁寧に振り抜いた左足シュートは、相手GKの右手をかすめて今季初得点となった。大宮に在籍した昨季は11得点したが、今季は22試合目で初得点。「8月までかかってしまった。もっと貢献したい」。最後尾のDFも含めフィールドプレーヤー全員が祝福に駆け寄った。

 昨オフの補強の目玉だったが、同じ新加入ですぐにフィットしたMF阿部と違い、適応に苦しんだ。チーム独特のパスワークと、プレーリズムが合わない。オシム元日本代表監督がほれた高度な技術と左足は鳴りを潜めた。ベンチ生活が続いても「できることは限られている」と焦らなかった。ピッチ外で井川や狩野らと「バーベキュー部」を結成して河口湖などに出かけ、仲間に溶け込んだ。

 右太もも裏を痛めたFW小林の“代役”として手にしたホームでの初先発。「モヤモヤした気持ちはあったので、それをピッチで出したかった」。後半ロスタイムまで守備でも奔走し、交代の際には一番の歓声を浴びた。鬼木達監督(43)は「負けたら勝ち点差が10に広がる大一番。プレッシャーがあっただろうが、そんな時こそやってくれると信じていた。彼のポテンシャルを見せられた」と絶賛した。昨季のチャンピオンシップ準決勝と天皇杯決勝で屈した首位の鹿島に今季2連勝し、勝ち点4差の4位。初の栄冠を目指す川崎に、ようやく役者がそろった。(田中 雄己)

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