【G大阪】井手口、イングランドのリーズ移籍へ! ロシアW杯に導いた日本代表MF

2017年9月11日5時0分  スポーツ報知
  • 8月31日のオーストラリア戦で、貴重な追加点となる代表初ゴールを決めた井手口(中央)
  • 9日の神戸戦に先発出場したG大坂・井手口

 サッカー日本代表MF井手口陽介(21)=G大阪=の獲得を目指し、イングランド1部(2部相当)リーズ・ユナイテッドがオファーを出していることが10日、分かった。同リーグ関係者によると、G大阪との契約解除に必要な違約金1億円(推定)を払う考えで、井手口も海外移籍に前向きなことから、早ければ今冬の移籍市場で契約が成立する可能性が高い。オーストラリア戦(8月31日・埼玉)で貴重な追加点を挙げ、ハリル・ジャパンをロシアW杯出場に導いた若き主力が海を渡る。

 イングランド関係者によると、リーズ・ユナイテッドは今夏の移籍市場でもMF井手口の獲得を目指したが、Jリーグのシーズン中だったことや、移籍可能期限の問題などで契約には至らなかったという。その後も調査を続ける中で、ハリル・ジャパンで中盤の主力として定着しつつある「原石」への評価は高くなる一方。今冬の獲得を見据えてオファーを出した。

 井手口はG大阪との契約を来季以降も残しているが、リーズは契約解除に必要な違約金約1億円(推定)を払う考え。獲得への本気度がうかがえる。また、井手口もすでに海外移籍に備え、英会話の勉強を開始。G大阪でチームメートだったFW堂安律(19)が今年6月、オランダ1部フローニンゲンに移籍が決まった際に「タイミングが合えば。しっかり挑戦したい」と前向きな姿勢を示しており、契約がまとまる可能性は高い。

 リーズは1919年に創設された歴史あるクラブ。イングランドのトップリーグがプレミアリーグに移る前年の91~92年シーズンに優勝を果たした。03~04年シーズンにプレミアリーグから降格後は2部、3部相当のリーグで戦う。今夏から元日本代表MFの藤田俊哉氏(45)=写真=が選手編成などを担当する強化部のスタッフとして在籍していることは、井手口にとってもプラス材料だ。

 イングランドでプレーするためには、労働ビザを取得する必要がある。発給に厳しい条件があり、日本代表の場合、試合数の75%以上(負傷や出場停止は除く)の出場、高額な違約金、年俸がかかる場合などに限られる。井手口はこれらの条件を満たしていないとみられ、契約が成立しても、発給条件を満たすまで期限付き移籍して他の欧州リーグやG大阪でプレーを続けることになる。

 ロシアW杯出場を決めたオーストラリア戦では中盤でフル出場し、勝負を決める2点目を決めた。続くサウジアラビア戦(5日・ジッダ)でも先発に名を連ねた。豊富な運動量をベースにしたプレースタイルで、21歳ながらバヒド・ハリルホジッチ監督(65)からの信頼を得ている。大きなアクシデントがない限り、ロシアW杯でも選出される可能性が高い井手口。その決断に注目が集まる。

 ◆井手口 陽介(いでぐち・ようすけ)1996年8月23日、福岡県生まれ。21歳。小学校からサッカーを始め、中学で大阪に転居しG大阪ジュニアユースへ。G大阪ユースを経て飛び級でトップ昇格し、2016年夏からレギュラーに定着。兄の正昭もプロサッカー選手。171センチ、71キロ。家族は妻と1女。

 ■労働許可取得条件現時点で満たさず

 プレミアリーグでプレーするために必要なイングランド労働許可取得のための条件は、申請時にFIFA(国際サッカー連盟)ランキングが50位以内の国の選手であること。同30位以内の国の選手については直近2年の代表公式戦のうち30%以上の試合で出場していること。ランキング31~50位の国の選手については明記されていないが、改訂前には75%以上の出場が必要だとの記載があった。

 また、移籍金1000万ポンド(約19億円)以上の市場価値がある選手。これらの条件をすべて満たして初めてイングランドでプレーするための許可が下りる。

 日本代表は8月の発表でFIFAランク44位。井手口は17年に国際Aマッチに4試合出場。直近2年は日本代表の公式戦20試合に対して、出場率20%と現時点では条件を満たしていない。

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